鷹ノ巣山へ行ってきた。

鷹ノ巣山は、東京都奥多摩町に位置する標高1736.6mの山である。

 

奥多摩駅からバスで東日原へ向かい、稲村岩尾根を経て山頂へ向かった。

稲村岩。青空が広がり、緑も美しい。

ここから山頂まで1100m以上登る。

 

稲村岩尾根ではブナが多く、大木も見られた。

どちらのブナも樹齢200~300年くらいあるだろうか?

新緑と木漏れ日が美しかった。

 

山頂付近では枯れているブナも多かった。

丹沢山地ではブナ枯れが深刻なようだが、奥多摩のブナもそうなのだろうか?

 

鷹ノ巣山山頂からの眺め。

雲がなく、絶景が広がっていた。

標高1736.6mは、私が登った山で最も高い山かもしれない。

 

山頂周辺ではダケカンバが多く見られた。

赤みを帯びた樹皮が美しい。葉はまだ出ていなかった。

ダケカンバを見ると高山に来た実感が湧く。

 

帰りは避難小屋、浅間神社を経由し、峰谷へ降りた。

避難小屋から浅間神社へ向かう途中でもブナ林が見られたが、ここでは若いブナが多かった。

南側斜面は太陽光を浴びて気温が上がるため、寒冷な気候を好むブナはないかと私は思っていた。

また、ブナに混じってダケカンバも点々とあったが、ダケカンバは陽樹でパイオニア植物であるため、これらはやがて消失するのだろう。

 

天気が良く、ブナやダケカンバを見ることもできて良かった。