今年もヒトツバタゴが花を咲かせたので見に行った。



【ヒトツバタゴとは?】

モクセイ科の落葉高木。

国内では長野県、愛知県の木曽川流域、岐阜県東濃地方、長崎県対馬にだけ分布する珍しい木で、絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。

正式名称は「ヒトツバタゴ」だが、その希少性から「ナンジャモンジャ」の愛称で呼ばれることが多い。

4月下旬~5月にかけて白い花を咲かせ、満開時には木全体が雪を被ったような姿になる。



まずは、調布市深大寺。

本殿の横に1本植えられている。

写真は2015年5月1日撮影。

今年も見に行ったが、今年は花が少なかった。



続いて、小金井市中町3丁目の公園。

武蔵小金井駅から中央線に沿って東へ少し行った所にある。

4月26日撮影。

この公園には、ハンカチノキも植えられており、ヒトツバタゴと同時期に見頃を迎える。

ちなみに、武蔵小金井駅南口には以前、「生垣展示場」という広場があり、そこにもハンカチノキとヒトツバタゴがあった。

その後、駅前再開発に伴い、同広場にある木は移植されるという話を聞いたため、この公園にある2種の木は生垣展示場にあったものなのかもしれない。



次は小石川植物園。

4月26日撮影。

同園には今まで何度か訪れているが、開花時に訪れるのは今年が初めて。

花の時期でない時は気に留めていなかったが、かなりの大きさである。

20mくらいはありそうで、私が見た中では一番の大木であった。



最後は東京都薬用植物園。

写真は2015年5月3日撮影。

今年もこのような光景を期待していたのだが…。

なんと、大規模な剪定をされてしまった…(写真は4月29日撮影)。

何故、こんなにも切り落としてしまったのだろうか…。

私以外に見に来ていた方達も落胆していた。

ヒトツバタゴは生長が遅いので、元の姿に戻るまで5年以上はかかりそうだ…。

一応、アップで撮ることはできた。



ヒトツバタゴの写真は他にもあるので、また続きをアップする予定。