世田谷区の桜小学校に東京都天然記念物のオオアカガシの大木がある。
同校では、第2・第4日曜日(夏休み・冬休み期間を除く)の13時から16時まで校庭を開放していると知ったため、訪れてみることにした。
オオアカガシはアカガシの変種で、基本種より葉が大きいという。
目黒区の大鳥神社にもあったが、2002年に枯死が確認され、現存しない。
都内では品川区荏原を中心とした限られた範囲に分布が見られるというが、詳細な場所は不明。
そのため、桜小学校のオオアカガシはとても貴重な存在である。
樹齢400年、樹高13.5m、幹周3.4mとされる。
解説板が建てられた昭和47年当時は樹高20mだったそうだ。
主幹上部は欠損してしまったものの、枝は横に広がり、綺麗な樹形をしている。
上の方に枯れ枝が目立つのが心配だが、下の方は元気そうであった。
さて、気になる葉はというと…
う~ん、普通のアカガシと同じように見えるが…。
中には大形で葉柄が長いものもあったが、全ての葉が大形というわけではなかった。
言われなければ普通のアカガシだと思ってしまいそうだ。
枝には1年目のどんぐりが沢山ついていた。
今年の秋には沢山熟すだろうか?
花や実の季節にもまた訪れてみたい。