先週土曜日の阪神競馬7Rで落馬、負傷していた藤岡康太騎手が10日に亡くなられました。


昨年、第一子が誕生しマイルチャンピオンシップでは14年ぶりのG1勝利、そしてキャリアハイとなる勝ち星をあげ、今年も昨年を上回るペースで勝ち星を重ね先日通算800勝も達成。


これまでの苦労、努力がまさにこれから花開こうというときの落馬事故。


14年ぶりのG1勝ち時にも本来騎乗予定だった騎手の落馬負傷による代打騎乗だったためにガッツポーズはせず、


以前落馬した際に騎乗馬の安楽死を聞かされ人目を憚らず号泣し、


ブーツから覗く靴下はおじいちゃんとおばあちゃんがすぐに見付けられるようにと、


気配りと優しさに溢れた藤岡康太騎手



天国で最後の騎乗馬の無事を知って屈託のない笑顔を浮かべているような気がします。





先月には高知競馬場でも25歳の若手有望騎手が落馬事故で亡くなられたばかり。


もちろんレース中だけでなく普段の調教中にも助手さんや厩務員さんが亡くなられたりもしています。


地方競馬では毎日、中央競馬では明日からレースがありますが、どうかこれ以上最悪の事態が続かないことを切に切に願います。


『無事是名馬』という格言がありますがもちろん人もです。





P.S 

先ほど藤岡康太騎手のこれまでの活躍を振り返ろうと思ってJRAのホームページへ行ったらすでに『抹消』と書かれてて心が締め付けられる思いでした。

自ら引退した訳ではないのでせめて葬儀が終わるまでは公式に騎手のままで居させて上げて欲しかったなと思ってしまいます。