FCソウル 4 - 1 広島
浅野
岳人 ウタカ
航平 ボン
宮原 丸谷
ミズ 千葉 シオ
卓人
特に前半は、悪くはなかった。自分たちのサッカーをやろうとしていた。
ベテランたちに比べれば拙いサッカーだったかもしれない。それでも先制できて追いつかれながらも、1-1で折り返しは及第点だった。
後半。入りが悪くて立ち上がり3分でセットプレーから失点。
さらに奪われ方が悪くてそこからカウンターで失点。あれよあれよと言う間にアドリアーノにハットトリックを許す。
試合巧者と呼ばれたサンフレは一切影を潜めて、守備の崩壊した未熟なチームがそこにはいた。
終わってみれば完敗だった。
味方同士合わない場面が多くて守備から攻撃に移ることができず、イージーミスも多い。
開幕間も無い時期に普段やってないメンバーでコンビネーションがないのは仕方がない。それよりも、個人個人のコンディションが悪すぎる。
サンフレに対しての、相手の見方が変わった。それはもはやJリーグにとどまらない。アジアの強豪が、サンフレと同等かそれ以上の力を持ったチームが打倒サンフレを掲げて全力で挑んで来る。
試合前日の記者会見で、「JリーグMVPの青山が帯同していないが?」という質問に対して相手の返答は、「広島には柴崎も丸谷もいる」だった。
それを聞いて、勝つのは難しいと思わざるを得なかった。
相手のスカウティングを、予測を上回らなければ、勝つことはできない。それは当然のことで、今のサンフレにはそのパワーはないということなのだろう。
アジア・世界への挑戦を掲げた2016年。
待っていたのは想像を上回る厳しいスタート。
それでも、まだ始まったばかり。
ACL連敗スタートは確かに非常に厳しい。だけど、まだ何も終わっていない。
日本一諦めの悪い選手たち。
どんな批判を浴びせられても一切言い訳をせず、結果を真摯に受け止める彼らを、広島に関わる人だけは信じてあげてほしいと思う。サポーターで守りたいと思う。私たちが信じないで誰が信じるというのか。
これだけは明言しよう。
監督も、選手も、一切手を抜かず、覚悟を持って全力で闘っている。
*
ひさしぶりに会った洋次郎は、やっぱり洋次郎だった。
視野、ワンタッチでさばく、パスのクオリティ…。
本当に、敵に回したくないよ。
サポーターに挨拶に来てくれてありがとう。
遠く遠く離れていても僕のことがわかるように
そんな活躍をこれからも期待している。
遠く広島から、そっと応援している。