試合内容なんて今更書く必要もないだろうから、いつも通り書きたいことを思い付くままに書きます。




36609人。
私が知る限り最も多い観客。

サポーターズシート、バックスタンドは開門と同時に埋まり、ビジターすら満員、メインも試合開始1時間前には空きがなかった。

本当に超満員のエディオンスタジアム。
あれだけの人が一ヶ所に集まると異様な雰囲気で、外から見れば素晴らしかったけど、内実は甘くない。

入場がすごい押し合いでカオスと化していたり、コンコースが人で溢れ返っていたり、トイレやスタジアムグルメに長蛇の列ができていたり。
やっぱりね、このスタジアムには限界がある。

軽々しく言えることではないのは百も承知だけど、それでも言う。


広島にふさわしいサッカースタジアムを作ってください。










広島 1 - 1 G大阪
 ( 4 total 3)

   寿人
 柴崎 ドグ
航平   ミカ
 カズ アオ
佐々木 千葉 シオ
   卓人

失うものがなく得点を取るしかないガンバに攻められ続け、プレッシャーからか受け身になってしまい、先制を許す苦しい展開。

しかし、今年のサンフレはそこで崩れない。年間勝ち点1位になれたのはそういう状況で耐えることができるから。そう選手はわかっていたし、サポーターは信じていた。

試合後に卓人が話してくれたことだけど、「今日は自分たちの(ペースで進められる)試合じゃないな」と割り切ったらしい。そうやっていい意味で開き直って我慢ができる、それが今年のサンフレの強みだと思う。



そして途中出場の柏から、同じく途中出場の拓磨がゴールを奪って引き分けに持ち込む。
チャンピオンシップの2戦は、2015年のサンフレッチェをわかりやすく象徴したような試合だった。

こうしてひとつずつ積み上げて来たものが、最後に74という歴代最多の勝ち点になり、歴代最多の得失点になり、チャンピオンシップの勝利を導いた。







試合終了のホイッスルが鳴ったその瞬間、やっと名実ともにチャンピオンになった。

ホイッスルが鳴った瞬間の優勝決定。実はそれをサンフレは一度も経験したことがなくて、一度やってみたいと思っていた。当分先の夢だったのに、サンフレはもう叶えてくれちゃった、また。




試合終了。嬉しさが爆発する。「やったー!」と同時に出てきたのは、「よかった」という言葉。


その時、わかった。
私はずっと怖かった。不安だった。不満も、憤りすらあった。


年間1位になったのに選手たちが報われないかもしれないという恐怖。
不条理なレギュレーションとお偉いさんに対する嫌悪感。


いろんな想いがあって、でもとにかくサンフレが優勝しなければならないというプレッシャーだけは変わらなくて。

サンフレが優勝して、嬉しいと思って、幸せを感じて、それと同じくらい心底ほっとしたよ。


サンフレには称賛と感謝しかないけれど、レギュレーションやCSには今に至るまで納得できていない。


年間勝ち点1位のクラブが優勝じゃない可能性のある制度。
年間勝ち点より一発勝負で順位が決まる制度。
勝ち点63のガンバが2位で、勝ち点72の浦和が3位という現実。

Jは本当にそれでいいの?














読み返したら優勝決定にもかかわらずなんか暗いですね(^_^;)
まあそれだけ、不満がありすぎました。正直、今も。
でもサンフレが優勝したことによって、チャンピオンの価値が保たれた。それは本当によかったです。




選手個人に感謝や書きたいことがたくさんあるのですが、それはまた時間があるときに少しずつ書いて行きます。









特番等で選手の緩んだ顔を見て、喜びの声を聞くと、小さいことはどうでもよくなって、自然と笑顔になれて、心から幸せを感じます。




選手とサポーターが一緒になって、全力で歌えるチャンピオーネ。そしてチャンピオンのコール。自然とサポーターで大合唱になるQueenのWe Are The Champions。
あの空間に敵うものを、私は知らない。




選手の表情と言葉をつまみに、家族で祝杯を挙げる。
それが世界で一番美味しいお酒です。




何度経験してもやっぱり、優勝って素晴らしい。



ありがとう。

おめでとう。




WE ARE THE CHAMPIONS !!



{1E809AF7-8783-4CAF-95F9-C2268D66B5C2:01}