柏好文のおかげで柏レイソルを｢柏｣って書けない面倒くさい←
ここでの｢柏｣は柏好文を指します。
広島 5 - 2 柏
レイソルのサンフレ対策が(ある種いつも通り)見事にはまり、苦しい立ち上がり。
そんな流れの中あっさり先制点を献上。
リベロのシオが引っ張り出されて空いたスペースを使われた。シオがサイドに出たならファンかボランチがカバーに入らなきゃ。
珍しくミズまでズバッと抜かれちゃって、あまりにも簡単に決められた。直近の2試合が頭をよぎるから、振り払うために応援に集中。
逆襲は攻め上がったシオから寿人へ縦パス→直樹→折り返しを寿人！エースのゴールで何とか盛り返す。
しかしその後はピンチを量産。タニさん(大谷)がだいたいフリーなんだもん、そりゃあ押し込まれるわ(-_-)
相手がフィニッシュで精度を欠いてくれたおかげで事なきを得たが、常に中央のバイタルが空いていてレイソルにそこを使われてヒヤッヒヤだった。
カウンター狙い気味のサンフレは、航平と柏の個人技で反撃を試みる。
いい位置でFKを獲得。寿人が素早く動き出したところにいいボールが入って、しかし直樹のところも寿人のところも抜けて、なんとそのまま吸い込まれた。
洋次郎の今季初ゴールとなりました。
前半だけで逆転するも、またも後半立ち上がりに失点。
後半に入ってマークがずれたり外されたりしてフリーの選手が出ていたから危ないと思っていたら、案の定。
うちがボールを失ってからのカウンターで、ボールウォッチャーになってしまった。
このままじゃいかんと気合いを入れ直すサポーター、選手たち。
同点から11分、洋次郎の素敵パスからワントラップで相手をぶち抜いた柏が持ち込んで豪快にゴール！
前半から攻守で奮闘していた柏の移籍後初ゴール(ﾟ∀ﾟ)さすがやればできる子。ｗ
ついこの前屈したホームの雰囲気に、今度はうちがなって。
平日にもかかわらずたくさんの人が来たこの日。以前中野さんが言っていた、調子が悪いとき観客が増える広島力が存分に発揮された試合だったと思う。
スタンドの雰囲気は最高。映像で確認しても盛り上がりと手拍子の渦がはっきりとわかった。
ああ、スタジアムがひとつだ。
そう思う一方で、思った。
サッカースタジアムだったらもっと選手の後押しになるのに。
やっぱり早くサッカースタジアムがほしいです。
その10分後、またも柏が左サイドを突破しクロス。飛翔した直樹の折り返しを皆川が嬉しいＪリーグ初ゴール！直前にどフリー外してしまったから二度目の正直！
4-2となるも、一抹の不安を拭えないサンフレ。決定機も何度か作られた。
けど卓人がギリギリでセーブしてくれたのと、サポーターの声援が少なからず後押ししたと思う。
あのホームの雰囲気を壊すのは非常に難しいことを、サンフレは誰よりも身に染みて知っている。
締め括りは90分。皆川のポストプレーの粘りから抜けた浩司の左足！みんなが待っていた浩司の復活弾！
帰って来たよ、浩司が。
そしてやって来たよ、浩司の夏が。
おかえり浩司。
約3ヶ月ぶりの勝利！
＊
スコアだけ見れば快勝。
でも実際はどちらに転んでもおかしくないシーソーゲーム。
2-2まではほぼレイソルのプラン通り。
それでも勝つことができて、本当によかった。
ゴール以外で印象に残ったプレーは、2-2の状況で攻め上がって迷いなく打ったファンのシュート。
あれが悪い流れを断ち切って、柏のゴールに繋がったんだと思う。
柏は、本当にキレキレで文句のつけようがない。走る、仕掛ける、抜く、クロス、ゴール。待ってたよ、そういう柏を。
合ってきたクロスはきっとキャンプの賜物。
皆川のゴールもキャンプからの好調の賜物。
疑われていたキャンプの成果が出て少し安心した。
皆川は役割を十二分にこなしてくれた。
得点はもちろん、身体を張ってファウルもらったり時間使ったり起点になったり。皆川の頑張りによって後ろが楽になった。
今後の交代の第一選択肢で間違いない。
失点の仕方と多さ、守備の連携等々、心配なことは山ほどある。鉄壁を誇った守備陣が崩れまくっているのは何と言うか…心が寒々しい。
それでも。
攻撃面ではコンビネーションが戻ってきたこと、課題だった勝っている状況でチームとしての意思統一ができたこと、そして勝ったこと。
どんな内容だろうととにかく勝利はポジティブです。
不安を払拭！とはいかないけれど、勝ちに飢えて自信を失いかけていたチームにとっていい薬になると期待したい。
さて次節は柏の古巣、甲府。
すでに気合い入ってる柏が魅せてくれるでしょう。
盛田さんも出てほしいな。
無失点を目指そう！
＊
優勝だのACLだの降格だの、そんなことは最後だけ気にすればいい。
大事なのは目の前の相手に全力で挑み、試合を全力で愉しむこと。
最後の笛が鳴るまでクラブ一丸となって闘うこと。
ヒーローインタビューの際のパネルの言葉。
｢挑み続ける覚悟はあるか｣