FX業者はどのようなことしてる? | FX 無料EA(自動売買)で稼ぐ   資産倍増計画ブログ

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今回は FX業者はどのようなことしてる? です。

 

インターネットの発達によってトレーダーは自宅にいながらパソコンで、

外出先ならスマホで簡単にFXトレードができるようになりました。

ワンクリックで為替の売買ができますし、
MT4とEAがあれば、自動でトレードすることも出来ます。

 

例えば、Aさんがスマホでドル円を買ったり、売ったりしたとき、

FX業者側ではどのようなことが行われているのでしょうか?

 

Aさんがスマホの画面で『1.0ロットのドル円の買い』
の注文を出したとします。

するとFX業者側には「Aから1.0ロットのドル円買いが入ったぞ」
というのがディーリング部門に入ります。

ディーリング部門とは、
顧客からのトレード注文を管理し捌く部門です。

Aさんから『ドル円買い』が入って、そのままドル円が上昇した場合、
Aさんは当然の事ながら儲かります。
仮に、100pipsドル円が上昇ですれば、10万円の儲けです。

これを「FX業者側」から見てみます。


【NDD方式】

 

FX業者から見れば、
Aさんが10万円を勝ってしまうと、
FX業者側で「なにもしていなければ」
10万円の損失です。

FX業者から見れば「リスク」になります。

ですのでFX業者は
Aさんからの注文を「カバー先」に流します。

カバー先とは、
FX業者からの為替注文を受ける金融機関や証券会社です。



 

Aさんから『ドル円買い』の注文が入っても
それをそのままカバー先に流せば、
FX業者としてのリスクはゼロになります。

FX業者という立場で見れば、Aさんの注文を金融機関などに
流しているだけだからです。
Aさんが勝とうが負けようが関係ありません。

この、Aさんから入った注文をそのままカバー先(金融機関など)

に流すことをNDD(ノン・ディーリング・ディスク)方式と言います。

この場合、FX業者の主な利益はスプレッドなどになります。

 

しかし、FX参加者の90%は負けているのが現状です。


関連記事 どうしてほとんどの人がFXで勝てないのか?

 

 

【DD方式】

 

Aさんが『1.0ロットのドル円買い』を入れて
その後、ドル円が100pips下がってしまえば、
Aさんは10万円の損失です。



 

さて、ここで問題です。

先ほどの場合、FX業者はAさんの注文をカバー先(金融機関など)

に流しましたが、もし、流さなかったらどうなるでしょう?

Aさんからの「ドル円買い」の注文を
FX業者で受け止めてしまい、
Aさんが負ければFX業者が10万円勝つ状態です。

こうなると、FX業者から見れば、
FX業者の資産が増える状態になります。
FX業者としてはウハウハの状態です。

このように、前回のNDD方式と違いAさんから入った注文をカバー先に流さずに

FX業者で受けることをDD(ディーリング・ディスク)方式と言います。

 

FX業者がDD方式の場合、
Aさんが勝てばFX業者の損失になりますが
Aさんが負ければFX業者は大きな利益を得ることが出来ます。

ちなみに、国内FX業者のほとんどがDD方式です。

【マリー手法】

せっかくなので、NDD方式、DD方式以外に
もう1つあります。
雑学程度に覚えておきましょう。

「マリー」と言う手法です。

たとえば、
Aさんから10.0ロットの「ドル円買い」が入り、
Bさんから6.0ロットの「ドル円売り」が入った場合。

Aさんの注文もBさんの注文も流すとすれば、

FX業者→カバー先へ「10.0ロット・ドル円買い」
FX業者→カバー先へ「6.0ロット・ドル円売り」
になります。

しかし、10.0ロットのドル円買い注文と
6.0ロットのドル円売り注文が入ってるならば、

合算すれば「4.0ロットのドル円買い」になり、
4.0ロットのドル買い注文を流します。



 

このように、
AさんとBさんの注文をぶつけて相殺していく手法を
業界用語で「マリー」といいます。

一見、ただ注文をぶつけて相殺するだけですが
この「マリー」にはメリットがあります。

それは、カバー先に出す注文を少なくすることで、
FX業者→カバー先への支払い手数料を
少なくする事ができるという点です。

AさんBさんからFX業者に入った10.0ロットと6.0ロット

の注文をそのままカバー先に流すとすれば
合計16.0ロット分の手数料を支払う必要があります。

しかし、AさんBさんの注文同士を相殺し、
カバー先へ流す注文を4.0ロットに抑えれば
FX業者が支払う手数料を少なくできます。

FX業者の観点からみて、
「マリー」は手数料コストを削減するための
ディーリング手法の一つです。

【まとめ】

FX業者のディーリングルームは、私たちの注文を
このようなディーリング手法を組み合わせることで
自社の利益を最大化できるように努力をしてます。

今日は「FX業者側の目線」での話でした。

 

これかも、いい波に乗っていきましょう!

 

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