ある程度実験を重ねたので、そろそろ計算式を考えてみる。
【Debuff成功率に関係あるもの】
・Debuffの基礎成功率
・魔法力
・対象の魔法抵抗力
・対象のLvとスキルLvの差
・対象のLvと使用者Lvの差
・Men
・スキル、防具、アクセサリーによるブースト
・SEによる成功率増加
Debuffの基本成功率はプレイヤーからは確認できない情報です。
しかし、スタンアタックとシールドスタンで比べた場合、同条件でも明らかに成功率が違います。
他にもスリープとスリープクラウドなど色々ありますが、この概念があるのはほぼ間違いないでしょう。この値がどのようなオーダーをとるかはわかりませんが、海外の解析サイトなんか参考にすると[%]っぽいので基礎成功率80%ならば0.8といった感じで設定されているのではないかと思います。
エンタングルは基礎成功率0.8のようです。(と、しておきます)
・対象のLvとスキルLvの差による成功率の増減は膨大な検証が必要なので、はっきり言って特定困難な要素のひとつです。こう言うのを実験室でやってもらいたいものだ・・・といっても細かすぎてさっぱりな人も多いでしょう。でも細かい要素かどうかは、結局は検証してみないとわからないです。
この要素を限りなく0に近づけるなら、対象のLvとスキルレベルを同一にしなければなりません。
幸い、過去の実験ではともに83同士だったので、実験結果への影響は少ないでしょう。
・対象のLvと使用者Lvの差は同様に確認しづらい要素です。SEしなくてもレベルがあがったらDebuffが入りやすくなったと聞きますが、物理系Debuffでは特にそんな感じはせず。
これの検証は高Lvキャラが低魔法力でLv14の魔法抵抗力大の対象にアイスボルトあたりで可能そうですね。
・Menは係数として乗除なのか、ある基準値からの加減で成功率に関わってくるのか不明な要素です。少なくとも、抵抗率としてあるのだから、係数の場合は除算だと思いますが、解析サイトでは基礎成功率に対し、係数で除算となっています。つまり、Men係数が掛かる魔法抵抗値も分母にあるので、二乗としてDebuff成功率に関わってくるということですね。
仮に本当ならば意外に大きい要素と言えそうです。Menは下げても、-1に対して増減が微量なので影響は薄いなんて昔から言われてますが、塵も積もれば・・・です。二乗で掛かるなら尚更です。
ただし検証においては、Menを下げたらその分、下げる以前と同じMRになるようにを調整しないと検証にならないので、Men1桁とMen45くらい幅のある準備が必要です。
・スキル、防具、アクセサリーによるブーストによる効果は、はっきりと明記してあるので検証する分にはひたすら回数による検証必須って感じですね。中には加算、乗算でめんどくさいものもありますが。
しかし、この手のブーストはルーツやスリープ、精神系が多く、これらに独自の耐性をもつレイドボスなどが多いことから、あまり興味が沸かないので、やや検証欲薄め。やはり、決めて嬉しいのはステータス減少系のDebuffなので。
・SEによる成功率増加は、どこに入るのかと考えたら、一番自然なのは基礎成功率に影響を与える
感じでしょうか。
仮に固定値として成功率に加算されるなら+30だと3回に1回入るようになりますが、実際はスタン対策しまくれば、+30スタンといえどそこまでの成功率になりません。
例えば、解析サイトを参考にすると、基礎成功率80%のものをチャンスSEをしていくと100%まで上がる感じになっています。成功率1.25倍ですね。
ものによっては上昇幅が小さいのもありますが、MRの高い相手に使い、結果として成功率が低いDebuffはいくらチャンスSEしたところで、目に見えて入るようになるということはなさそうです。
といってもスキルLvの上昇によって、成功率はだいぶ変わると思いますが、それはチャンスSEだけの特権ではありませんね。
逆に、そこそこ入るDebuffはチャンスSEによってより確実に入れられるようになると予想できます。
同SE値、別ルートという条件を揃えなければ検証にならないので、これも真相は闇の中に近い要素のひとつです。
ぶっちゃけ未確定要素ありすぎて、このまま計算しても妄想の域を脱しません。
でも、実験につかったエンタングルはパワールートなので、ほとんどの項目で補正が0です。MRを統一してあるし、Menによる影響も少ない方なので何とかなるでしょう。
【魔法力と魔法抵抗力の基準点】
過去の実験から、Debuff成功率は魔法ダメージと同様に、魔法力は平方根として計算されると考えられます。よって、
魔法力と魔法抵抗力の関係= √魔法力 / 魔法抵抗力
となります。この式で加算とかはまずないので、成功率に対し、乗算と考えると、
魔法Debuff成功率= 基礎成功率 * √魔法力 / 魔法抵抗力
になりますが、しょっぱなからどう見てもおかしいです。
なぜなら、魔法力、魔法抵抗力が共に1だった場合、「魔法Debuff成功率= 基礎成功率」になります。ここまではいいのですが、この成功率を維持する場合、魔法抵抗力1000にしたとき、魔法力が1000^2必要です。要するに100万ですね。
実験から魔法力1258で魔法抵抗力999に対し成功率が36%だったので、基礎成功率 * √魔法力 / 魔法抵抗力で考えたとき、成功率36%ならば魔法力は202095必要です。
ところが魔法力1258で達成されていたので、式に何らかの補正があると考えられます。
例えば、物理ダメージの計算の「77」や「70」、魔法ダメージの「91」のような。
そこで
√202095=α・√1258
とすると
α=12.5になります。
「77」や「91」を考えると、整数になるとは思いますが、ひとまず12.5をDebuff係数とします。
過去の実験からとりあえず魔法力630で魔法抵抗力497に対してのデータを取り上げます。成功回数51/100です。
魔法Debuff成功率= 基礎成功率 *12.5* √魔法力 / 魔法抵抗力より
魔法Debuff成功率= 0.8 *12.5* √630 / 497
魔法Debuff成功率= 50.5 [%]
結構いい感じに計算通りなんですが、Men係数はどこいった・・・(Men係数1.31)。お役立ち情報にある以上どこかに噛んでるとは思うのですが謎です。
数値を2倍3倍にした同様の実験でも、成功率は線形性をそこそこ保ってたので、
魔法Debuff成功率= 基礎成功率 / MEN係数 * α * √魔法力 / 魔法抵抗力
として、最終的にαを補正して16~17になるのかもしれません。
他に魔法力681、711、1034、1302で魔法抵抗力2849に対してのデータだと、それぞれ9/100、8/100、9/100、10/100とかです。
計算すると、9.5%、9.7%、11.7%、13%なので、100回程度の誤差の範囲にはなんとか?
対象がLv81でスキルがLv83なので、そこのところも謎です。
まぁ今後は、予想と検証という形でやってみる価値はあります。