2013年の夏、元々偏頭痛だった私はあまりにも頻繁な偏頭痛に悩んでいました。
中学の頃から偏頭痛持ちで、いつも「いまここで偏頭痛になったらどうしよう」という不安を持ちながら生活していました。特に真夏と真冬は月1回の頻度で偏頭痛になり視界が奪われ4時間ぐらいは真っ暗な静かな部屋で痛みと嘔吐に耐えないといけませんでした。
でもその年の夏は月に3度も偏頭痛が起こり、しかも失語症まで発症して「これはアカン、頭痛外来でMRIを撮ってもらおう」と大阪市大病院を受診しました。

初診で紹介状もなかったことから「まずは総合内科の受診」と受付で言われ、総合内科の診察を受けました。
何人もの総合内科の先生の中で私の担当になった先生には研修医の方がついていて「研修のために協力をお願いできますか?」と聞かました。
迷わず「はい」と答え、先にそちらのヒアリングから始まりました。
熱心な研修医の方だったので、こちらも急がず丁寧に症状をお伝えしたのを覚えています。
ヒアリングのあと先生の受診がありました。もちろん研修医の方も同席。
お二人から丁寧にお礼を言っていただいて和やかに診察開始。
偏頭痛の症状を伝えたところ頭痛外来の受診とMRIが決まりました。

「これで終わりやけど・・・ついでにお腹も診せてもらえるかな?」
と言われたので診察台で横になりお腹を出すと・・・
「あれっ?」と先生。
「なんや・・・手足や胸元は細身やのにえらいお腹張ってるなぁ。お腹痛くなったりせぇへん?」
「いや、痛くないですよ。三十路になってメタボになって困ります~。2年間ピラティスで鍛えてるし体重は維持してるんですけどお腹って出てくるんですね~」
なんて答えました(笑)
前年の秋ぐらいからお腹が出始めて、周りの人たちに相談しては「筋肉が足りない」とか「ただの加齢による体型の崩れ」と笑われ、なんとなく心の底からわき上がる不安を消しながらその夏まで来たのです。

「これ、もしかしたら腹水かもしれへんね。エコー撮ろうか」
とエコー室へ。
「あれ~?なんも写らへんなぁ・・・ここにあるはずの胃は・・・どこや?肝臓も・・・どこや?」
と悪戦しておられる様子。
「これ、ちょっとお腹CT撮ってみよか。CTの予約と僕の診察の予約取るからまた来てくれる?」と言われその日は終わりました。

今思えばその先生に研修医の方が付いていなかったらお腹の診察もCTもなく頭痛外来に行っていただけだったと思います。
偶然に偶然が重なり腫瘍の発見に繋がりました。本当にありがたいことです。

後日CTを撮り診察室の前で順番を待っていたのですが、どんどん診察の順番が抜かされ一番最後の診察に。

もんんのすごいイヤ~な予感がして心臓がバクバクしました(´・ω・`)

先生からCTの画像を見せられて頭が真っ白に!
縦は肋骨の下から骨盤の一番下まではんぺんみたいなのがお腹におる・・・
横は腰からお腹の前までみっちりはんぺんがおる・・・
なにこれ・・・

「これが何かはまだ分からない。でも大変なことになっているのは分かる。今から外科に回って診察を受けてください」

と言われフラフラと外科の診察へ。頭真っ白。

「これが何かは摘出してみないと分からないけど、一刻も早くこれを摘出しないと命に関わります。少なくとも3キロ以上はあります。
今後のお話をしますので、来週の金曜日にもう一度来てください。できる限りご家族の方も一緒に来てもらってください。」

チーン・・・(゚Д゚)

頭おいつかへーん(゚Д゚)

大阪市大病院では手術が3ヶ月待ちなので、関連の大野記念病院に転院し、すぐに手術を受けることになったのでした。



画像は今朝の日の出です(´∀`)
とっても綺麗でした✨
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