快適な?空の旅を! | NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート

快適な?空の旅を!

こんにちは。

今日は先日のランドクルーザーとは別に
我々の移動に欠かせないものを紹介します。



それは飛行機です。
南スーダンでは、道路の治安上の問題や、未舗装なため生じる雨季の道路の泥沼化等から
特に外国人には都市間移動には飛行機が推奨されています。


国内移動のためには、
ウガンダの会社が運営する民間航空会社や、
民間企業が運営するセスナ機のチャーター会社等もありますが、
私たち援助機関関係者が最も利用するのが国連の飛行機です。


正確に言うと、WFP世界食糧計画の下部組織の
UNHAS "United Nations Humanitarian Air Service"という機関が
人道支援者向けの航空サービスを運営してくれているのです。


我々PWJも、首都のジュバから、滞在地のボーまで、
そして滞在地ボーから、前線基地のアユッドまで、
UNHASの飛行機を頻繁に利用しています。



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通常はこのようなセスナ機で移動することがほとんどですが、
路線によっては30人乗り位の中型機もあります。


UNHASは、都市間の定期便を運行してくれていますが、
その他にもPKO、UNMISS(国連南スーダンミッション)やWFP世界食糧計画も
自前の航空機、そしてヘリコプターをもっており、
緊急人道支援が必要な状況において、出動してくれることもあります。


先日もご紹介しましたが、
洪水のような現場の場合、固定された滑走路がないと着陸できないような状況もあり、
その場合はヘリコプターが出動する場合もあります。

先日の洪水支援ではWFP世界食糧計画のヘリコプターに乗せてもらいました。


ちなみにこうしたUNHASやPKO、WFPが運営する飛行機やヘリコプターは、
民間の航空会社に運営を委託しており、南スーダンの場合はウクライナのヘリコプター会社や、
近隣アフリカ諸国の航空会社が中身を運営していると聞きます。


国際機関が運営するこれら航空サービスは、セキュリティの条件や、運行条件が厳しかったり、
悪天候等の気候条件によって、
時にフライトがキャンセルになったりすることも多々ありますが、

インフラがなく道路が舗装されていない南スーダンのような国で
我々人道支援者が活動するためには
この航空サービスがなければそもそも活動することも難しい状況です。


私たちが現場で活動できるのも、
こうした様々なサポートがあるからに他なりません。
感謝の気持ちを持って、今後とも精進していきたいと思います。