トイレができるまで | NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート

トイレができるまで

ご無沙汰してしまいすいません。前回の更新から2か月、とだいぶ時間が経ってしまいました。


雨季に行ってきた学校とトイレ、井戸建設が一段落し、ほかに建設を予定しているトイレと井戸候補地は雨で道路がボロボロになっていて行けず、、とちょうど波が止まっているような状態です。

今日はトイレ建設の工程をご紹介。

まず、穴を掘ります。4mほどググーッと。ふと足を踏み外したら出てこられなくなるくらいの深さです。ついで掘った穴が崩れてこないように壁を立てます。下記の写真のように鉄筋を張り巡らし、コンクリートを周りに流し込んでいきます。ボー周辺の地質は、「雨になるとグチャグチャ、乾くとカチカチ」というやっかいなものなので、頑丈にしておかないと崩れてしまうのです。

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お次は床づくり
職人たちが、後にトイレの穴となる部分を残しながらコンクリートを張っていきます。

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そして壁へと。ここまでくると作業がスピードアップしていきます。コンクリートが固まるのに比べると、すでに固まっているブロックを積んでいく方が乾き待ちの時間が短いのです。

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やがて屋根へ。青空のもと屋根に登って作業するのは気持ちよさそうです。直射日光のもとでは48度にもなる気温の中ではそうも言ってられないのかもしれませんが。

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最後は塗装。ヤギや牛が体をこすりつけて汚れをつけないよう、あえてザラザラになるような加工を施します。階段を滑らかにしたり、雨を集めるパイプをつけたりもします。このパイプで集まった水はタンクに貯め、手洗い用に使われます。

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そして完成。右端の床には蓋が置いてあり、そこ開けてバキュームカーで地下の堆積物を吸い出すことで、長期間の利用が可能となる仕組みです。今はボー周辺でバキュームカーを見ることはほぼありませんが、首都ジュバには少しずつ現れているとのことなので、このトイレが容量一杯となる数年後には利用可能だと見積もっています。

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建設が終わったら、受け渡し先の小学校の生徒、先生、保護者を集めて、衛生に関するワークショップを開催。写真は衛生面のよい行いと悪い行いを描いた絵を1枚ずつ生徒に持ってもらって、内容説明をしているとこと。不幸にも男の子の立小便の絵が女の子に渡ってしまい、「アッチャー」という顔で照れながら発表をしていました。

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こうやって衛生やトイレの使い方を生徒たちが学んで、今度はその生徒が兄弟やほかの生徒の先生役となって知識を伝授していってもらえればと思います。

さかもと