井戸掘り現場の風景より
4月末、乾期終盤と表現すべき季節である。
今年は、乾期の始まりが遅く(1月)、雨期の始まりが早い(4月)、
という援助団体泣かせの気候。
なぜかというと、スーダン南部には舗装道路がほとんど無く、
雨が降り続くと、道は泥沼と化して、
まったく車の移動ができなくなるからだ。
どの団体も、学校を作るにせよ、食糧配給をするにせよ、
井戸を掘るにせよ、車で資材を運んだり、
スタッフが村をまわったりしないことには仕事にならない。
というわけで、4月ともなると、雨期の兆しがそこここに感じられる中、
現場の仕事は緊張感を伴う綱渡りのようなスケジューリングとならざるを得ない。
さて、そんなわけで、PWJの井戸掘削現場である。
ここでがんばって仕上げないと!という気分にさせられる。
掘削チームの中には、去年の12月まで、
PWJの小学校修復事業現場で働いてくれていた人もいて、
彼などは、「今期もぜひピースウィンズと仕事がしたい!」と言って、
なんと、自前の作業着の背中に、
ピースウィンズのロゴを手書きでペイントしてきた。(しかもかなり上手)
(エンジニア氏はこのブログでもおなじみのハタナカさんです)
そして、大型掘削機を使って地下80メートル位まで掘って、
ようやく水が出ると、翌日はポンプテスト、水質検査、台座設置作業、、、となる。
井戸が村人たちの手にわたるまで、掘削開始から約1週間~2週間、
最初のアセスメントから数えれば数ヵ月後にもなる。
最後に井戸の衛生的な使い方、メンテナンスの方法を、
井戸管理組合の皆さんに研修会で学んでもらって、
晴れて井戸のハンドオーバー(引きわたし)、となる。
今日からは、子どもたちも、思う存分、水を飲んで、
体をきれいに保つ水浴びもできることになる。
(ニシノ)




