しみじみ コーヒー輸出作業の垣間で | NGOピースウィンズ・ジャパン スーダン駐在スタッフのブログ ナイルでまいる!南スーダン“こにょこにょ”レポート

しみじみ コーヒー輸出作業の垣間で

あー天気がいいなー。というわけで、オフィスのテラスに机とパソコンを持ち出して、木々からこぼれる太陽の光を見ながらこれを書いています。あー、幸せだなー。こんな景色を見ながら仕事ができるなんて。




さて、今はコーヒーの収穫と輸出準備、有機認証の検査員の方が来ていらしたりとこちらの事務所は大忙し。(そのわりに、のんきな出だしじゃない?といわれてしまうかもしれませんが、緊張が続くときこそ、ちょっとの工夫でなるべくいい環境で仕事をするのは大事かなと・・・)そんなわけで、モンゴリアンは脱穀、欠陥豆の選別作業を依頼している工場に毎日状況をチェックに行っています。現地スタッフが付っきりで見ているので特に問題は無いのですが、国際スタッフが見に行くと、働く皆さんの士気や緊張が高まったり、新たに気がつくことなどもあります。

皆さんが召し上がるコーヒー。焙煎の前の段階で輸出されるのですが、その輸出前の最後には欠陥豆とよばれる、虫食い、割れ、未完熟、多完熟、乾燥ムラのあるものを女性たちが手作業で選別して終わります。この作業、モンゴリアンは今年で3回目の経験なのですが、本当に本当に本当に本当に大変!なんです。1センチ以下の豆を一粒一粒見て行って、欠陥の場合は指で拾います。モンゴリアンも1時間この作業をやって、やっと5キロくらい。首も腰も恐ろしくカチコチで、目がちかちかしてきます。委託している業者が女性たちに払う賃金は1キロ当たり5セント。1日8時間やって、40kg位なので、一日の収入はだいたい2ドルになります。現在、お米の値段が約1kg=75セント。なので、お米が2キロちょっと買える位です。また、生活雑貨は全て輸入品に頼っているので、日本と物価が変わりません。(一部はもっと高いことも。)もちろん、彼女たちは定期的な仕事があるわけではなく、コーヒー収穫期の一時期だけこの作業に従事できるのです。

このように、事業を通じて支援対象者以外の現地の人びとの置かれている状況を改めて学びます。

日本人の所得は、彼らの何十倍~何百倍のものになる。日本人と東ティモール人、どっちが幸せなの?と問われれば、人それぞれだもの、と言えるけど、生まれる国が違うだけで、貧困の格差がここまで起きるというのは、論理でいくら学んでも、どうしてなんだろ、と素朴に思ってしまうのです。そして、そんな格差がある状況で現地では人びとに対してどのように行動するべきなんだろうか、と問うのです。

様ざまな立場の人と接し、理解し、吸収していくことは、私の心の身となり骨となっていくのかと思います。


モンゴリアン