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帰宅困難者向けに施設を開放 鎌倉市 横須賀市 千代田区 津波警報受け交通に影響 | NHK | 地震
帰宅困難者向けに自治体が施設開放 鎌倉市 横須賀市 千代田区
NHK
津波警報や津波注意報を受けて、各地で交通への影響が出ています。自治体が帰宅困難者向けに施設を開放する対応をとっています。
帰宅困難に関する情報をまとめてお伝えします。
交通影響まとめ
各地の交通影響を随時更
鉄道運行情報
全国の主な鉄道路線の運転見合わせや遅延情報
藤沢駅や大船駅 タクシー乗り場に長い列
30日午後6時半ころ、藤沢駅のロータリーでは、バスやタクシーの乗り場に多くの人が列を作っていました。
午後6時半時点で、藤沢駅に乗り入れるJR東海道線や江ノ島電鉄などが運転を見合わせています。
鎌倉市にある大船駅でも、JR東海道線、横須賀線などが運転を見合わせています。
午後6時15分ごろ、西口にある駅前のロータリーには大勢の人が列を作っていて、タクシーやバスなどを待っているとみられます。
鎌倉市 避難した帰宅困難者を駅まで送り届ける
鎌倉市は、市内を通るJR横須賀線などが運転を見合わせていることを受けて、市役所に避難し、帰宅が難しくなっている人を湘南モノレールの駅まで車で送り届ける対応をとっています。
海抜9.4メートルの場所にある鎌倉市役所は、30日朝の津波警報を受けて、庁舎のロビーのほか、講堂や議場なども開放して避難してきた人たちを受け入れています。
一方で、最寄りのJR鎌倉駅を通る横須賀線などが運転を見合わせていることから、避難者の中には帰宅が難しくなっている人もでています。
このため、鎌倉市は市内にある湘南モノレールの湘南深沢駅の近くまで公用車で送り届ける対応をとっています。
市では、市役所の講堂を引き続き、避難所として開放するほか、市内の大船支所も開放するということです。
横須賀市 帰宅困難者に施設を開放
横須賀市によりますと、JR横須賀線と京急線が運転見合わせになっている影響で、帰宅が困難な人が発生しているため、午後4時半ごろから市内で4つの施設を開放し受け入れているということです。
解放しているのは、以下の施設です。
▽横須賀市役所本庁舎
▽横須賀三浦地域県政総合センター
▽横須賀市はまゆう会館
▽横須賀リサーチパーク
=東京都=
千代田区 区内の庁舎で帰宅困難者を受け入れ
千代田区は鉄道の運転見合わせが出ていることを受けて、区内の庁舎で帰宅困難者を受け入れているということです。
▽九段第2合同庁舎
▽中央合同庁舎第5号館
午後6時10分現在、避難している人がいるという情報はないということです。千代田区はこのあと、ほかの施設でも受け入れを進める方針です。
帰宅困難者向けに施設を開放 鎌倉市 横須賀市 千代田区 津波警報受け交通に影響 | NHK | 地震
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【津波速報】北海道~東北沿岸に津波警報 岩手で1m30cm観測
NHK
30日午前、ロシアのカムチャツカ半島付近で起きた巨大地震で、北海道から和歌山県にかけての太平洋沿岸に津波警報が発表されましたが、午後6時半に、茨城県から和歌山県にかけての津波警報が津波注意報に切り替わりました。北海道と東北の津波警報は継続していて、引き続き安全な場所から離れないようにしてください。
目次
放送同時提供
30日午前8時25分ごろ、ロシアのカムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の巨大な地震があり、気象庁は北海道から和歌山県にかけての太平洋沿岸に津波警報を、北海道から沖縄県にかけての沿岸に津波注意報を発表しました。
その後、潮位の変化が収まってきたことなどから、午後6時半、茨城県から和歌山県にかけての津波警報を津波注意報に切り替えました。
北海道と東北の津波警報は継続していて、引き続き3メートルの高さの津波が予想されています。
津波警報が出ている地域では、可能なかぎり高いところへ、近くに高台がなければ、高いビルの上か、海岸から遠く離れたところへ逃げて下さい。
津波は、予想の高さを超えたり、斜面を駆け上がって内陸深くまで流れ込んだりすることがあります。
何度も押し寄せて急に高くなり、第1波より高い津波が到達するおそれもあります。
津波警報が出ている間は油断せずに避難を続けて下さい。
津波注意報が出た地域では、海岸や川の河口付近から離れ、近づかないで下さい。
夜を迎えましたが、引き続き、安全を最優先にしてください。
【一覧で】全国の津波情報
▽観測された津波、▽予想される津波の高さ、▽満潮時刻、▽現在の津波警報・注意報発表エリアを一覧でわかりやすく
【随時更新】北海道~沖縄 各地で津波観測(17:46)
北海道から沖縄の各地で津波が観測され、第1波を上回る高さの津波が観測されるところも増えてきています。
▽岩手県の久慈港で午後1時52分に、1メートル30センチの津波を観測しました。
80センチの津波を
▽北海道根室市花咲で午後2時57分に、
▽八丈島八重根で午後4時19分に、
70センチの津波を
▽宮城県石巻港で午後2時23分に、
▽仙台港で午後5時11分に、
▽種子島熊野で午後5時13分に、
それぞれ観測しました。
60センチの津波を
▽北海道浜中町で午後1時11分に、
▽福島県相馬港で午後3時7分に、
▽茨城県大洗港で午後3時9分に、
▽奄美大島小湊で午後4時31分に、
▽茨城県鹿島港で午後4時43分に、
▽北海道広尾町十勝港で午後4時51分に、
それぞれ観測しました。
50センチの津波を
▽北海道えりも町で午後1時32分に、
▽青森県八戸港で午後1時47分に、
▽岩手県釜石港で午後2時13分に、
▽岩手県宮古港で午後3時8分に、
▽千葉県館山市で午後3時41分に、
▽宮城県石巻市鮎川で午後5時16分に、
▽鹿児島県南大隅町で午後5時37分に、
それぞれ観測しました。
40センチの津波を、
▽北海道苫小牧東港で午前11時32分に、
▽福島県いわき市小名浜港で午後2時45分に、
▽青森県のむつ小川原港で午後2時54分に、
▽小笠原父島で午後3時19分に、
▽北海道釧路港で午後3時59分に、
▽伊豆諸島神津島で午後4時10分に、
▽静岡県下田市で午後4時17分に、
▽岩手県大船渡港で午後4時23分に、
▽和歌山県白浜町で午後4時30分に、
▽奄美大島名瀬港で午後4時33分に、
▽宮崎県日南市油津港で午後5時4分に、
▽和歌山県御坊市で午後5時21分に、
▽三重県尾鷲港で午後5時22分に、
▽トカラ列島中之島で午後5時23分に、
▽高知県中土佐町で午後5時35分に、
▽種子島西之表港で午後5時39分に、
それぞれ観測しました。
30センチの津波を
▽北海道紋別港で午前11時15分に、
▽千葉県銚子市で午後1時23分に、
▽横浜港で午後1時40分に、
▽三重県熊野市で午後2時12分に、
▽三宅島坪田で午後2時41分に、
▽愛知県田原市で午後2時43分に、
▽和歌山県串本町で午後2時49分に、
▽青森県むつ市関根浜で午後3時39分に、
▽北海道網走港で午後3時50分に、
▽北海道函館港で午後3時51分に、
▽和歌山県那智勝浦町で午後4時9分に、
▽高知県土佐清水市で午後4時14分に、
▽三重県鳥羽市で午後4時31分に、
▽北海道稚内港で午後4時39分に、
▽静岡県御前崎港で午後4時53分に、
▽鹿児島県志布志港で午後5時8分に、
▽北海道オホーツク海側の枝幸町で午後5時9分に、
▽徳島県美波町で午後5時9分に、
▽高知県室戸市で午後5時16分に、
▽静岡県沼津市で午後5時23分に、
▽宮崎港で午後5時28分に、
それぞれ観測しました。
20センチの津波を
▽千葉港で午後1時8分に、
▽宮崎県日向市細島港で午後1時19分に、
▽東京晴海で午後2時15分に、
▽名古屋港で午後2時19分に、
▽大阪市天保山で午後2時43分に、
▽愛知県半田市衣浦港で午後3時1分に、
▽愛知県豊橋市三河港で午後3時3分に、
▽北海道浦河町で午後4時6分に、
▽静岡県焼津市で午後4時28分に、
▽高知港で午後5時5分に、
▽鹿児島県枕崎市で午後5時6分に、
▽徳島県小松島港で午後5時37分に、
▽北海道留萌港で午後5時41分に、
それぞれ観測しました。
10センチの津波を
▽神奈川県横須賀港で午後0時10分に、
▽大分県佐伯市で午後1時38分に、
▽兵庫県淡路島洲本市で午後1時43分に、
▽大阪府岬町で午後1時51分に、
▽愛媛県宇和島港で午後2時1分に、
▽沖縄県沖縄市中城湾港で午後2時3分に、
▽三重県四日市港で午後2時59分に、
▽沖縄県宮古島で午後3時26分に、
▽大分県別府港で午後4時25分に、
▽沖縄県南大東島で午後4時34分に、
▽沖縄県南城市で午後4時41分に、
▽鹿児島県阿久根市で午後4時47分に、
▽那覇港で午後5時13分に、
それぞれ観測しました。
気象庁は、この他の観測所についても潮位に変化がないか観測を続けています。
一方、東京・伊豆諸島の三宅島阿古では津波の観測ができなくなっています。この検潮所を管理している海上保安庁によりますと、きのうから機器が不調になっていて津波の影響ではないということです。
【随時更新】津波観測の状況は
沖合でも津波観測 高知・宮城・茨城(12:53現在)
沖合でも津波が観測されています。
▽高知県の足摺岬の沖合20キロに設置されたGPS波浪計では午後0時45分に10センチの津波を観測しました。
▽宮城県の金華山沖の海上に設置されたGPS波浪計では午前10時46分に
▽茨城県の神栖市沖の水圧計では午前10時55分に
津波を観測しました。
このあと沿岸に津波が押し寄せるおそれがあります。周りの人にも避難を呼びかけながら可能なかぎり高いところへ逃げて下さい。近くに高台がなければ高いビルの上か、海岸から遠く離れたところへ逃げて下さい。
【映像】岩手 久慈港で1m30cmの津波観測
1m30cmの津波を観測した岩手県の久慈港の映像をこちらの記事で
気象庁が会見「暑さ続くが安全な場所から離れないで」
気象庁は午前10時10分から記者会見を開き、清本真司地震津波対策企画官は「沿岸部や川沿いにいる人はただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。警報が解除されるまで安全な場所から離れないでください」と呼びかけました。
また、午後1時から再び開いた記者会見で、清本真司地震津波対策企画官は「現在、引き続き津波が観測されている。1つの波が非常に長く周期が1時間ほどかかっていて、長い時間、津波が観測され続けるほか、高い津波も考えられ、被害のおそれがある」と呼びかけました。
このほか「今回の地震の周辺では過去にも大きな地震が発生しているが、同じ程度の規模の地震の津波の観測では少なくとも1日程度以上、津波の高い状態が継続する見込みと考えている。津波が満潮と重なると潮位が今よりさらに高くなる可能性があるので引き続き注意をお願いしたい」と述べました。
【詳しくはこちらで】気象庁が会見
【記者解説】各地に津波警報 気象庁会見のポイントは
今回の津波について、災害担当の清永解説委員の解説です(13:20時点)
【人的被害の情報は】
三重 車転落し女性死亡 津波警報発表で避難中か
30日午前、津波警報が発表されていた三重県熊野市の国道で、軽乗用車が道路脇の崖から転落し運転していた58歳の女性が死亡しました。消防によりますと、女性は避難している途中に事故に遭ったとみられるということで、警察が事故の原因を調べています。
北海道 津波警報の避難所などから3人搬送 転倒や体調悪化
消防によりますと、30日午前、津波警報を受けて北海道厚岸町に設置された2か所の避難所から通報があり、転倒した80代の男性と体調が悪いと訴えた90代の女性が病院に搬送されたということです。
また、釧路市でも、津波警報の発表を受けて避難の準備をしていた40代の女性から「動悸がして動けない」と通報があり、病院に搬送されたということです。
【各地の人的被害の情報は】
こちらの記事で各地の人的被害の情報をまとめてお伝えします
【各地の自治体の対応は】
各地の自治体の対応など、影響をまとめてお伝えします
専門家 “今回の津波は後から来る津波が大きく 注意が必要”
今回の津波の特徴について、津波のメカニズムに詳しい東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授は「カムチャツカ半島では過去も大きな地震があり、最も大きなのものが1952年で、同じような規模で起きている。その時には日本にも3メートルの津波が押し寄せた。今回も同じような規模になるおそれがある」と指摘しました。
また、カムチャツカ半島沖で起きる津波の特徴として今村教授は「津波が到達する時間は予想されている通りになると思われるが、そのあとから来る津波がかなり大きくなり、最大波は遅くなる可能性がある。さらに津波の影響が続く時間が長くなる可能性があるので、気象庁などから出る情報を何度も最新のものに更新してほしい」と呼びかけました。
【詳しくはこちら】今村教授の解説 Q&Aで
1952年にもロシア カムチャツカ半島で巨大地震
ロシアのカムチャツカ半島では過去も巨大地震や大津波が起きています。
近年で最も大きなものは1952年(昭和27年)11月に起きた巨大地震です。
内閣府の資料や専門家がまとめた報告書などによりますとマグニチュードは津波の規模などから9.0とされていて、震源に近いカムチャツカ半島などに10メートル以上の津波が押し寄せたほか、日本の太平洋沿岸にも高い津波が観測されました。
検潮所の記録による津波の高さは▽岩手県久慈市で1メートル、▽宮城県石巻市で92センチ、▽北海道釧路市や函館市で54センチ、▽和歌山県串本町で83センチとされています。
また、現地調査の結果、岩手県や宮城県の沿岸を中心に局地的には3メートル以上の高い津波が押し寄せたことがわかっています。
このほか、北海道から東北、静岡県、三重県、宮崎県など広い範囲で住宅の浸水被害があったと報告されています。
日本以外にも太平洋沿岸の全域に高い津波が押し寄せ、ハワイ諸島で10メートルの津波が押し寄せ被害が出ました。
【津波】北海道~東北沿岸に津波警報 岩手県では1m30cm観測 カムチャッカ半島付近で巨大地震【詳しく】 | NHK | 地震