万博工事未払い被害者への早急な救済措置を総理大臣、経済産業大臣、大阪府知事、万博協会会長に求めます
【拡散希望&署名のお願い】
万博工事で未払いを受け、
国家プロジェクトで貢献してきた職人達、
以上
万博工事未払い被害者への早急な救済措置を総理大臣、経済産業大臣、大阪府知事、万博協会会長に求めます
署名活動の主旨
万博工事未払い被害者への早急な救済措置を求めます
►工事代金未払いの経過と倒産の危機
私たちは、2025大阪万博工事において、さまざまな外国パビリオンの建設工事に携わってきました。開幕までわずかな期間しかない中で、昼夜を問わず過労死レベルの工事をして、多くのパビリオンを開幕日までに完成させることができました。
ところが、例えばアンゴラ館、マルタ館、中国館、ルーマニア館、セルビア館、ドイツ館、アメリカ館などで、元受け企業や上位の下請け企業が建設代金を支払わず、私たち下位の下請け企業に対する多額の未払いが発生し、このままでは私たちだけでなく、さらに下位の孫請け、ひ孫請け業者が連鎖倒産する恐れがあります。
►何一つ実効的な支援策を示さない大阪府知事と万博協会
私たちは「万博工事未払い問題被害者の会」を立ち上げ、以下の内容の要望書を6月23日に大阪府に提出しました。
1.万博における建設工事費の未払いによって、私たちは倒産の危機に直面しております。このまま放置されると、会社はもちろん、従業員や下位下請け者の生存の危機を招く事態になります。そこで、大阪府として中小建設業者の経営を守るために、早急に実態調査を実施するとともに、倒産の危機にある被害を受けた中小事業者に対して、令和7年6月30日までに大阪府による緊急立替払いを行ってください。
2.パビリオン建設において建設業許可のない多数の業者が建設工事を受注していたことがこの問題を引き起こした原因の一つです。今後このような事態を招かないためにも建設業協許可のないままパビリオン建設工事に携わった事業者の名前を公表し、行政処分を行ってください。
3.パビリオン建設工事で労働基準法違反の労働を長期間させられ、海外事業者との取引で被害を受けた事業者に対し、その超過勤務分の賃金や資材立替払い分の延滞金など、必要な弁済を行うよう、大阪府から加害企業に働きかけてください。
4.大阪府が発注する公共事業について、パビリオン建設工事での状況を踏まえて、建設業許可の有無やグリーンファイルの提出など、下請け業者が安全に働ける環境の管理を徹底してください。また、中抜きや持ち逃げなど悪質な業者については大阪府が公表し、処分を行うなど、建設業界のクリーン化を推進してください。
5.大阪府建設振興課の建設工事相談業務に関して、しっかりと弁護士や司法書士を常駐させた実用的なものにしてください。また指定金融機関と連携し、スムーズな資金調達が可能になるような制度を作ってください。
ところが、万博協会の副会長でもある吉村大阪府知事は「未払い被害者に寄り添う」と言いながら「民民の問題」だから、立て替え払いや緊急融資はできないと未払い被害者を見殺しにするような返答です。要望書への回答で紹介された窓口に相談をしましたが、部署をたらいまわしにされ、役に立つ支援策は示されませんでした。
「民民の問題」とはよく言えたものです。私たちがパビリオン工事を引き受けた経緯を思い起こしてください。大手建設会社の業界団体のトップでさえ、開幕に間に合わないと言い、工事を受注する業者が足らず工事に取りかかれない状況でした。そんな日程的に厳しい中、大阪府知事や万博協会の強い要請を受けて「国の事業だから支払いの心配はない」という信頼のもとに、特に開幕直前の数か月は現場に泊まり込み、過酷な環境で働いてきました。馬場伸幸元日本維新の会代表は「国家事業である」と明言し、元請け業者の選定には国も万博協会も関わっています。万博協会の役員・理事には、吉村博文大阪府知事、横山秀幸大阪市長、元内閣官房国際博覧会推進部事務次長の高科淳氏などが名を連ねています。これで、「民民の問題」と言えるでしょうか。
►私たち未払い被害者はぎりぎりの状況
ある業者は「業者やその家族1000人が路頭に迷っています。早急に対応してほしい。」また、別の業者も 「私財を使い耐えてきたが、もうお金に換えられるものがない。差し出せるものは自分の命しかない」 など、生死に関わるぎりぎりの状況なのです。
►未払い問題を生じさせた国や大阪府、万博協会の責任
未払い問題が生じた背景には、地盤が軟弱で、雨が降ると乾きにくいなど建設に向かない夢洲を開催地に選んだことが挙げられます。この間違った選択が多くの日数や費用を要することになり、未払い問題を生じさせた要因です。この地を選んだ大阪府や国、万博協会の責任が厳しく問われます。
さらに、国や大阪府、万博協会が万博のために規制を緩め、問題のある業者や契約締結について、監督責任を果たさない体制だったことが未払い問題を多発させました。
このように「未払い問題」解決の責任は、工事代金を支払わない企業に加え、国や大阪府、万博協会にも確実にあります。2005年開催の愛知万博ではこのような未払い問題は起こっていません。早急に、工事事業者や家族を守る責任を果たしてください。
「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマの2025万博で「万博連鎖倒産」が起きれば、華やかな舞台の陰で「万博自殺」という最悪の事態も生じかねません。
◆開幕に間に合わせてほしいと懇願され頑張ったのに、工事金未払いのために連鎖倒産の危機、家族を含めた命と生活が危機に瀕しています。
以下のあて先の責任者で早急に協議し、以下の対策を講じてください。
▼ 署名のあて先
・内閣総理大臣 石破 茂様
・経済産業大臣 武藤 容治様
・日本国際博覧会協会会長 十倉 雅和様
・大阪府知事 吉村 洋文様
1.命と生活を守るために、一刻も早く私たちに対して未払い工事代金の立て替え払いをしてください。
私たちは万博という国策の遂行に力を尽くしてきました。ぜひ、税金を使い、立て替え払いをしてください。
また、私たち未払い被害者が建設したパビリオンから収益を得ている訳ですから、万博入場料収入を立て替え払いの原資にしてください。
2.命と生活を守るために、返済期間が長期の無利子融資を緊急に実行してください。
現在、私財を処分するなどして生活をしている状況ですが、もう限界です。家賃が払えず退去させられ、寝る場所がない仲間もいます。生活を、そして命を守るため早急に返済期間が長期の無利子融資をお願いします。
取り扱い団体 万博工事未払い問題被害者の会
FB→ https://www.facebook.com/banpakumibarai
X→ https://x.com/expo2025mibarai
カンパのお願い
役所や関係機関との交渉に行く交通費さえ、足りない状況です。無理のない範囲で下記へのカンパをお願いします。
・百十四銀行 坂出支店 バンパクコウジミバライモンダイヒガイシャノカイ 店番261 口座番号1626711