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2024/08/09 20:00朝日新聞
土砂流入で作業員取り残し 工事責任者ら4人書類送検 業過傷害容疑
男性が取り残された浄水場=2021年12月16日、大阪府守口市、朝日新聞社ヘリから、西岡臣撮影撮影
(朝日新聞)
大阪府守口市の浄水場工事で2021年、配水管を設置するためのトンネルを掘削中、土砂水が流れ込み、作業員が取り残された事故で、府警は9日、工事責任者ら4人を業務上過失傷害の疑いで書類送検し、発表した。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
送検されたのは、大勝建設(大阪市)の当時土木部所長の男(51)ら計4人。いずれも容疑を認めているという。
工事は浄水場を管理する大阪広域水道企業団が発注し、大勝建設などの共同企業体が受注。
同企業団によると、守口市内の二つの浄水場をつなぐ配水管を設置するため、地下約27メートルで掘削機を使いトンネルを掘っていたが、掘削機内に土砂水が流れ込み、男性作業員が閉じ込められたという。
捜査1課によると4人は、事故以前に掘削機内で土砂水が噴き出ることがあり、注意義務があったにもかかわらず、適切な措置を怠って作業を継続。
同年12月16日、掘削機内に土砂や地下水が流入し、作業中の20代男性を取り残し、低血糖症やPTSD(心的外傷後ストレス障害)などを負わせた疑いがある。
男性は約47時間後に救出された。(田添聖史)
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YTV
作業員が2日間地下に閉じ込められた守口トンネル事故 業務上過失傷害容疑で責任者ら書類送検
大阪府警は、2021年12月、大阪府守口市で発生したトンネルの掘削工事中の男性作業員が地下に取り残された事故について、工事の責任者だった会社員の男(51)ら4人を書類送検したと発表しました。
事故を防ぐ注意義務を怠った、業務上過失傷害の疑いです。
この事故では、大阪府守口市の浄水場で水道管を設置するためのトンネルを掘る工事中に、突然、水と土砂が流れ込み、地下28m地点で、当時25歳の男性作業員が約47時間にわたり、閉じ込められました。
