少女強かん被告の兵長が
初公判で否認
1989年以降の米兵性犯罪は
全国で166件
2023年以降、沖縄県警は
米兵事件の広報なし
キシャクラブでの事件広報は警察が判断
「メディア改革」連載第156回
浅野健一(アカデミックジャーナリスト)
◎ 昨年12月、面識のない少女(16歳未満)を車で自宅へ連れ去り
兵長は「私は無実。誘拐もしていなければレイプもしていない」と
弁護側は「被告人と少女の間には同意があった」と主張した。
しかし、不同意性交等罪は、被害者が13歳以上16歳未満で相手
兵長は日米地位協定に基づき、起訴後に日本側へ身柄を引き渡され
初公判には傍聴券を求めて約260人が列をつくった。次の公判は
https://www.fnn.jp/articles/-/
◎ 昨年のクリスマスイブに起きたこの事件で、沖縄県警は外務省にだけ通知していたが、沖縄県には伝えておらず、外務省は防衛省にも
また、林芳正官房長官が3日の記者会見で、昨年以降、在沖縄米兵
沖縄では1995年の米兵3人による少女強かん事件があって以降
◎ 私は兵長の刑事裁判を法廷で取材したいと思い、7月8日、那覇地裁総務課広報係にファクスで、<12日の公判の「記者席」提供の
拒んだ。フリーへの記者席提供の有無も「答えない」と断じた。
外務省、県警などが「被害者のプライバシー」を理由にして、米兵
事件が取材報道されていれば、新たな事件の発生を止められたかも
沖縄では、性暴力犯罪の取材と報道について、被害者を守り抜く枠
◎ 日本の中央政府は5日、沖縄県内での同様の事件については、「捜査当局が公表しないものでも可能な範囲で県に情報を伝える運用を
キシャクラブメディアは、従来通り広報するよう要請すべきだが、
◎ 日本ジャーナリスト会議沖縄(JCJ沖縄)は6月29日、抗議声
https://jcj.gr.jp/recentactivi
この声明に賛同するが、県警クラブがなぜ、昨年以来の5件の発生
◎ 共同通信は18日<在沖縄米兵の性的暴行事件が相次いで発覚した
読売新聞(7月20日)によると、米軍関係者による性犯罪の摘
2014年以降の過去10年間では青森、岩手、埼玉、東京、神奈
https://news.yahoo.co.jp/artic
◎ 沖縄国際大学教授・前泊博盛教授は25日の東京新聞特報面で、「
米軍基地を全面撤去する以外に、米兵事件を防ぐことはできない。
戦争を準備する兵士たちの暴力性を止めるには、軍隊を解体するし
敗戦後79年日本を軍事占領している異常に気付くべきだ。