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株価・為替
円安 ユーロ導入以降最安値 一時1ユーロ=172円台まで値下がり
27日のニューヨーク外国為替市場ではユーロに対して円安が一段と進み、一時、1ユーロ=172円台まで値下がりして、ユーロが導入された1999年以降の最安値を更新しました。
今週の外国為替市場では円安が加速し、26日のニューヨーク市場で円はドルに対して一時、1ドル=160円台後半まで値下がりして、およそ37年半ぶりの円安ドル高水準を更新しました。
27日も1ドル=160円台半ばから後半での取り引きとなっています。
また、円はユーロに対しても売り注文が増えて、一時、1ユーロ=172円台まで値下がりして、ユーロが導入された1999年以降の最安値を更新しました。
アメリカの長期金利が低下し、ユーロ高ドル安となった影響で、強いユーロに対して円が売られる展開となっています。
市場関係者は「投資家の間で円を売る動きが強まり、ドルに対してだけでなくユーロをはじめとしたほかの通貨に対しても円安が進んでいて、歯止めがかからなくなっている」と話しています。
NATO
“岸田首相 7月のNATO首脳会議に出席で調整” 官房長官
林官房長官は、岸田総理大臣が来月、アメリカで開かれるNATO=北大西洋条約機構の首脳会議に出席する方向で調整していることを明らかにしました。ウクライナ情勢など、安全保障環境が厳しさを増す中、NATOとの連携強化を図る方針です。
ことしのNATOの首脳会議は来月前半にアメリカの首都ワシントンで開かれる予定で、パートナー国と位置づける日本を含めたインド太平洋諸国なども招待されています。
林官房長官は午後の記者会見で、岸田総理大臣が招待に応じる形で、首脳会議に出席する方向で調整していることを明らかにしました。
そのうえで「ロシアによるウクライナ侵略をはじめとする国際安全保障環境を踏まえ『欧州大西洋』とインド太平洋の安全保障は不可分だとの認識をNATO加盟国などと確認し、連携を強化する考えだ」と述べました。
一方、岸田総理大臣は、NATOの会議に出席したあとドイツを訪問し、ショルツ首相との首脳会談を行うことも検討していて、経済安全保障などを含め、2国間の協力を深めたい考えです。