[hinokimi-staff:4213] 明けない夜はない(258)<若者を再び戦場に送るな!(8)表に出れない?>

 

<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「新芽ML」・「ひのきみ全国ネット」
・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」
の渡部です。

 

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6月20日、東京都知事選が告示され、選挙戦がはじまりました。

しかし、小池都知事の「第一声」は街頭ではなく、自分の選挙事務所内でした。

まるで、オトモダチだけの決起集会です。

しかも、午後は公務で都内を視察し報道陣に対応しました。

今後も平日は公務中心の予定だといいます。

公務を利用して、大衆ではなく、

報道陣に取り巻かれての選挙戦をやるというのでしょう。

また、「AIゆりこ」を使い選挙戦をやるとも言っています。

しかしこれは、血の通わないロボットで本人ではありません。

つまり、彼女は天下の大衆に向かって堂々と訴えることが

できなくなってきたということですね。

 

確かにそうでしょう。

6月18日には、「都民ファーストの会」元事務総長で弁護士の小島敏郎氏に“学歴詐称”問題で訴えられました。

大衆の前に出れば当然それが問われます。

 

また、多くの問題で彼女は都民に反感を買っています。

「都政改革の一丁目一番地は情報公開」と言っていたのに、

真っ黒に塗りつぶされた情報しか出てきません。

こういうのを「公約違反」といいます。

 

築地移転後、跡地は「食のテーマパークに」などと言っていたのに、

そこに巨大な「マルチスタジウム」を建てようとしています。

こういうのを「嘘つき」といいます。

 

また「緑」をシンボルカラーにしていながら、

「明治神宮外苑」再開発では樹木を大量に伐採し、

高層ビルを建築するということです。

さらに都内各地の再開発で「緑」が大量に伐採されつつあります。

こういうのを「羊頭狗肉」といいます。

 

また、朝鮮学校への高校無償化には一貫して反対し、

関東大震災における朝鮮人虐殺の追悼文は2017年以来拒否しています。

最近ではスクールカウンセラー250人を雇止めしました。

都内の各地で大手デベロッパーと結んで「再開発」を進め、

家賃や住宅の値段をあげ、中小の商店街などを壊しています。

こういうのを「弱い者いじめ」といいます。

 

杉並では今、治水対策と称し、問題の多いシールド工法で

地下40メートルのところに巨大なトンネルの調整池を作ろうとしています。

そのため、公園の木が伐採され、湧水が破壊され、立ち退きを迫られている

住民がいます。しかもその工事は10年もかかり、

その費用に1000億円をかけるというのです。

すでにこれまでの治水事業で、

杉並の洪水はかなり収まってきたというのにです。

こういうのを「ゼネコン優遇、住民無視」というのです。

 

また、民間業者丸投げでデタラメな「英語スピーキングテスト」や、

オリンピックで問題になった電通の子会社が請け負った

都庁舎利用の「プロジェクションマッピング」などもあります。

 

問題をあげればきりがありません。

小池都知事に対する不満は現在都内各地で高まっています。

ですから小池都知事は「表に出れない」状態になってきたのです。

出れば何を言われるかわからないからです。

支援する裏金自民党は「ステルス作戦」などといっています。

これは「笑止」ですね。

 

現在、都内各地でこうした小池都政を批判し、

新たな都政を切り開くため、

街頭宣伝などが活発に行われています。

わたしも、今朝、荻窪駅東南口の街宣に参加してきました。

そこでは添付したようなビラもまかれました。

 

小池都知事は長い間ウソをついてきました。

しかし、「明けない夜はない」(248)でも書きましたが、

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最後は道理が貫きます。

「時はすべての不埒ものを審査する裁判官です」

(シェークスピア「お気に召すまま」から)

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どうやら、その時が来たようです。