気象庁によると、長期的に山頂付近で緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続いている。

 

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 長野県

北アルプスの焼岳 噴火警戒レベル「2」に引き上げる可能性

長野と岐阜の県境にある北アルプスの焼岳で、5月下旬以降、山頂付近を震源とする火山性地震が増えていて、気象庁は今後さらに地震が増加した場合、噴火警戒レベルを火口周辺への立ち入り規制を示す「2」に引き上げる可能性があるとして、今後の情報に注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、長野と岐阜の県境にある北アルプスの焼岳で、5月23日から山頂付近を震源とする火山性地震が増えているということです。

火山性地震の回数は、5月29日から7日までの10日間で80回となっていて、6月5日は5回、6日は4回、7日は14回、8日は午後3時までに1回でした。

気象庁は、火山性地震が今後さらに増加した場合、噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」を示す「1」から、「火口周辺への立ち入り規制」を示す「2」に引き上げる可能性があるとしています。

気象庁は登山する際には火山活動の異変に注意し、ヘルメットを着用するなど、安全対策を取るほか、噴気孔の近くにとどまらないよう呼びかけています。

 

 

 

 

 

北アルプス焼岳、警戒レベル上げ可能性 火山性地震さらに増加した場合に

 気象庁は7日、山頂付近を震源とする火山性地震の多い状態が続いている北アルプス焼岳(長野・岐阜県境、2455メートル)について、臨時の解説情報を発表した。火山性地震が今後さらに増加した場合、現在の噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)から引き上げる可能性があるとした。

 5月29日から6月7日午後10時まで10日間の火山性地震の回数は計80回。直近4日間では、4日に6回、5日に5回、6日に4回、7日は14回(速報値)観測した。

 気象庁によると、長期的に山頂付近で緩やかな膨張を示すと考えられる変化が続いている。