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 鹿児島県 NHK

鹿児島 与論空港 着陸の小型機が滑走路外に 操縦士にけがなし

5日午前、鹿児島県の与論島にある与論空港で、小型プロペラ機が着陸した際に滑走路を外れフェンスに当たって停止しました。乗っていた男性にけがはありませんでした。

 

国土交通省によりますと、5日午前11時ごろ、鹿児島県の与論島にある与論空港で、小型プロペラ機が着陸した際、滑走路を外れて草地に入り、そのままフェンスに当たって止まりました。

機体は、着陸して滑走路上をしばらく進んだあと進行方向左側にそれたということです。

機体の左側の翼にはフェンスにあたった際のものとみられる激しい損傷がありますが、乗っていた操縦士の男性にけがはありませんでした。

国土交通省に提出された飛行計画書では、午前10時40分ごろ鹿児島県の沖永良部島にある沖永良部空港を離陸し、午前11時ごろ与論空港に着陸する予定になっていて、訓練のための飛行と記載されているということです。

国土交通省は機体の損傷が大きいため航空事故にあたるとしていて、国の運輸安全委員会は6日午後にも航空事故調査官3人を現地に派遣し、事故原因の調査を始めるとしています。

また、機体があたったフェンスの修理などのため、与論空港の滑走路は5日の一日、閉鎖されるということです。

 

 

 

 

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成田空港 貨物機トラブル 国の運輸安全委が調査開始

 

4日、成田空港を離陸した貨物機が緊急事態を宣言して空港に引き返したトラブルで、貨物機のエンジンの内部部品に破損が見つかりました。
重大な事故につながりかねなかったとして、国の運輸安全委員会が担当者を派遣し、調査を始めました。

4日、アメリカの航空会社の貨物機が、ロサンゼルスに向けて成田空港を離陸した直後に「エンジンから火が出たように見えた」として緊急事態を宣言し、空港に引き返しました。
乗員4人にけがはありませんでしたが、国土交通省が機体を点検した結果、右側のエンジンに内部部品の破損や外装の穴があるのが見つかったということです。
国土交通省は「エンジンの内部部品が外装を貫通したものとみられる」として、今回のトラブルを事故につながりかねない「重大インシデント」に認定しました。
また国の運輸安全委員会は5日午後、調査官4人を成田空港に派遣し、トラブルの原因究明に向けた調査を始めました。
調査を担当する堀田義人航空事故調査官は「乗員など関係者から話を聞くとともに、エンジンや機体自体の調査も行うことにしている」と話していました。

都内の会社役員の塚越良太さんが4日午前10時17分ごろ、千葉県成田市内のゴルフ場から撮影した動画では、ポーラーエアカーゴの機体とみられる航空機の右側のエンジンから火が出る様子が確認できます。
塚越さんは当時、ゴルフ仲間とプレー中だったといい、NHKの取材に対し、「頭上で花火が打ち上がるような『ボン』という音が少なくとも2、3回は聞こえて上を見ると、飛んでいる飛行機の右側のエンジンが断続的に火をふいていて、あわててスマホで撮影しました。こんなことが起きるのかとあっけにとられました」と話しました。