機能していない国土交通省が

 

4日、トヨタ本社に立ち入り検査し「不正が行われた試験のデータや、関連する社内ルールを確認するほか、
 
担当者や幹部への聞き取りを行う予定・・・

 

 

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 自動車

国交省 トヨタ本社に立ち入り検査へ 車の性能試験で不正

自動車などの大量生産に必要な型式指定の取得に関して自動車メーカーなど5社が不正を行っていた問題で、国土交通省は4日、詳しい事実関係を調べるため、愛知県豊田市にあるトヨタ自動車本社に対する立ち入り検査を行う方針です。

 
 

自動車などの型式指定をめぐっては、おととし以降、ダイハツ工業などによる不正が相次いで明らかになり、国土交通省が各社に調査を指示した結果、3日にトヨタ自動車、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの5社で車の性能試験での不正が明らかになりました。

 

このうち、トヨタ、マツダ、ヤマハ発動機の3社では現在生産する車種で不正が確認されたため、国土交通省は基準への適合が確認できるまで、3社の合わせて6車種の出荷を停止するよう指示しています。

また、不正の詳しい事実関係を調べるため4日、トヨタ本社に対し、道路運送車両法にもとづく立ち入り検査を行う方針です。

国土交通省によりますと、トヨタでは現在生産する3車種で、衝突時に歩行者の頭部を保護するための試験での虚偽データの提出などが確認されたほか、すでに生産が終了した4車種では、衝突試験での試験車両への不正な加工などが確認されたということです。

4日の立ち入り検査では、不正が行われた試験のデータや、関連する社内ルールを確認するほか、担当者や幹部への聞き取りを行う予定だということです。

国土交通省は今後、不正が明らかになったトヨタ以外の4社に対しても、立ち入り検査を行うとしています。

 

 

 

 

 

 

東京 港区 エレベーター死亡事故から18年 母親が訴え

東京・港区のマンションで、高校生が上昇するエレベーターに挟まれて死亡した事故から18年となった3日、母親が講演で「1人の事故ではなく社会全体で命を守ることにつなげてほしい」と訴えました。

平成18年6月3日、東京・港区のマンションでエレベーターが扉が開いたまま上昇し、当時高校2年生だった市川大輔さんが体を挟まれて死亡しました。
事故から18年となった3日、現場近くには献花台が設けられ、大輔さんの母親、市川正子さんが臨席するなか武井雅昭区長などが花を手向けました。
このあと開かれた講演会で、正子さんは「私たちにできるのは事故を忘れず次につなげることです。16歳の息子の命をなぜ救うことができなかったのか。1人の事故の問題ではなくみんなの安全の問題と捉え、社会全体で命を守ることにつなげてほしい」と訴えました。
この事故をきっかけに、港区は区の所有、管理する施設のエレベーターに、扉が開いたまま動いた時に自動で停止する装置の設置を進めています。
市川正子さんは「区には、民間のエレベーターにも安全装置の普及を進めるよう取り組んでほしい」と話していました。