8人分の情報漏えいを確認

 

 

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【速報】近畿大学病院で出産した患者2000人分の個人情報漏えいか『胎児のエコー動画を別人に提供』のミスも…8人分の動画が漏えい 最大155人分に及ぶ可能性も

 

 

 

MBSニュース

 5月13日、近畿大学は大学病院の産婦人科の患者約2000人分の氏名や診療情報などの個人情報が漏洩した可能性があると発表しました。また、患者のエコー動画を別の患者に提供するミスもあったということです。 

 

 近畿大学によりますと、今年2月、近畿大学病院の産婦人科で当時非常勤で勤務していた医師が、別の医療機関で勤務中に個人所有のパソコンでネット接続中にサポート被害にあったということです。 

 

 この内容を調査する中で、パソコンには研究目的で収集した患者ら2003人の氏名や患者ID、年齢、診療情報が保存されていたことがわかったということです。

 

  近大病院では研究などの目的で患者データや情報機器を外部へ持ち出す際にはあらかじめ責任者に申請し、承認を受けなければならないと定めていますが、医師は必要な申請を行わず患者データを保管し、研究終了後も削除せず保管していたということです。 

 

 現在までに情報漏洩の報告は確認されていないとしています。

  大学病院は対象の患者に対して個別で電話で連絡しお詫びを行っているということです。また、専用のコールセンターを開設し、患者からの問い合わせなどの対応を行うとしています。

 

  【パソコンに保存されていた情報】 

 2004年12月~2017年7月までに近畿大学病院の産婦人科で出産した患者のうち1670人、出産日時の記載がなかった333人、の計2003人。  記載の内容:氏名、患者ID、年齢、診療情報

胎児のエコー動画を別患者に提供のミスも 8人分の情報漏えいを確認

 また、今年3月に妊婦検診時に撮影した胎児のエコー動画を別人に提供するミスがあったということです。

 

  近畿大学によりますと、今年3月上旬、2人の患者から妊婦検診時に受け取ったエコー動画に別人のエコー動画が入っていたと申告があったということです。動画は患者自身が用意したUSBメモリに保存して提供されていたということですが、病院側が確認したところ、現時点で合計8人について情報漏えいが確認されたということです。

 

  病院側が調査したところ、エコー動画を録画する機器の操作ミスが原因で別の患者に提供してしまった可能性があるということです。

 

  また、動画以外に、患者氏名やID、妊娠週数、胎児の身長・体重等が漏洩しているおそれがあり、対象の患者は155人で延べ926本の動画が漏えいしていた可能性があるということです。 

 

 現在、病院側で対象の患者に対し個別に連絡を取って確認を行っているということです。近畿大学によりますと、現在までに動画の二次的な漏えいは確認されていないということです。近畿大学は、文部科学省及び個人情報保護委員会に報告を行いました。

 

  問い合わせ先:近畿大学病院情報漏洩事案コールセンター  フリーダイヤル:0120-700-150  開設期間:2024年5月13日~6月12日 午前10時~午後7時(全日)