環境省は自由権規約19条と社会権規約12条違反!
テレビ熊本
九弁連が水俣病被害者団体の発言を制止した環境省側の姿勢を批判【熊本】
九弁連・九州弁護士会連合会は2日会見を開き、国や熊本県に対し、水俣病被害者の早期救済を求める声明を発表しました。また、九弁連は1日伊藤環境大臣と被害者団体との懇談の席でマイクの電源を切って団体の代表の発言を制止した環境省側の姿勢を批判しました。 【九弁連・稲津 高大理事長】 「直接の当事者、被害者の話を聞くことは、円滑な進行よりも優先するべきことではないか」 1日水俣市で開かれた慰霊式の後、伊藤 信太郎環境大臣が患者・被害者団体と意見交換を行いました。 この中で、団体の代表の発言が長引くと、進行役の環境省の職員がマイクの電源を切って発言をたびたび制止。前代未聞の対応に団体側が抗議し、環境省の職員に詰め寄りました。 【環境省の職員】 「不手際。申し訳ありません」 2日熊本市内で会見を開いた九弁連・九州弁護士会連合会。環境省の姿勢を批判しました 【九弁連・人権擁護委員 三角 恒弁護士】
「真摯に向き合う姿勢が果たして行政(環境省)にあるのか」 稲津 高大理事長も「被害者の話を聞き、向き合う姿勢が国には求められるのに、 こうしたことが起こったのは非常に残念」としました。
また、九弁連はきのう付で稲津高大理事長名で「水俣病被害者の早期救済を求める」声明を出し、伊藤環境大臣や木村知事などに声明文を送付したことを明らかにしました。
声明文では、水俣病特別措置法の救済策を巡る集団訴訟について高齢化した多くの被害者が全国で裁判を続けていると指摘。 人権救済の観点からも司法手続きとは別に被害者救済に取り組むよう国や県に求めています。
テレビ熊本
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西日本新聞
水俣病患者団体の発言中、環境省職員がマイク切る 環境相と懇談中、一時紛糾
水俣病関係団体懇談の発言途中でマイクが切られ、困惑する出席者=1日午後4時33分、熊本県水俣市(撮影・軸丸雅訓)
1日に熊本県水俣市で開かれた伊藤信太郎環境相と水俣病の患者・被害者8団体との懇談では、持ち時間が超過したとして、環境省職員が団体の発言中にマイクの音声を一方的に切った。会場から「最後まで話を聞いてほしい」と反発の声が上がり、一時紛糾した。
同省はあらかじめ各団体の持ち時間を3分と指定。水俣病患者連合の松崎重光副会長(83)が、昨年春に妻が痛みに苦しみながら亡くなったと語っている最中に、職員が「時間なのでまとめてください」と遮り、音声を切った。
他にも数人が切られた。
抗議を受け同省担当者は「事務方の不手際だった」と釈明を繰り返した一方、伊藤環境相は「(音声が切られていたと)認識しておりません」と発言。怒号が飛ぶ中、会場を後にした。
同連合事務局の永野三智さんは「大臣は慰霊式で『地域の声に耳を傾けたい』と述べていた。これまでの言葉がうそに聞こえる」と憤った。懇談に同席していた熊本県の木村敬知事も、記者会見で「運営自体は見直されるべきだ」と述べた。 (古川大二、古川泰裕)
西日本新聞