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朝日新聞

ガザの子ども「10分に1人殺されている」 国連が警鐘、停戦求める

パレスチナ自治区ガザ南部ラファで2024年4月19日、イスラエルの爆撃で負傷し、難民キャンプの病院で治療を受ける子ども=AP

 

 戦闘が続くパレスチナ自治区ガザで人道支援に当たっている国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は20日、ガザで「10分ごとに1人の子どもが殺されている」とX(旧ツイッター)に投稿し、「即時停戦が残された最後の希望だ」と改めて訴えた。

 

  【写真】吹き飛ばされた子どもたちはハマスなのか 絶望の街ガザからの報告 

 

 投稿は「激しく、しばしば無差別な攻撃により、嘆かわしい数の子どもたちが負傷している」とも強調した。AP通信は20日、ガザ南部ラファの病院関係者の話として、イスラエル軍の空爆で少なくとも9人が死亡し、このうち6人が子どもだったと伝えた。 

 ユニセフ(国連児童基金)が引用したガザ保健省の調べによると、ガザでは1万3千人以上の子どもが死亡。けがをした子どもも1万2千人以上に上り、1日当たり約70人の子どもが負傷している計算になるという。  ガザでは昨年10月にイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が始まって以降、3万4千人以上が死亡した。このうち4割近くを子どもが占めることになる。

朝日新聞社