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イスラエル・パレスチナ
外務省 中東での緊張高まりを受け注意喚起 “細心の注意を”
中東での緊張が高まっていることを受けて、外務省は12日、注意喚起の情報を出しました。
それによりますと、イスラエルに滞在中の日本人には外務省からメールを送るなどして細心の注意を払うよう呼びかけています。
またそれ以外の国や地域でもイスラエル大使館など関連施設にはできるだけ近づかないよう呼びかけています。
そして、最新の情報を確認し、身の危険を感じるときはすみやかにその場を離れるなど、安全確保に努めるよう求めています。
株価・為替
NYダウ 中東情勢緊迫化の懸念で株安 一時500ドル以上値下がり
12日のニューヨーク株式市場では、中東情勢が一段と緊迫化するという懸念から売り注文が膨らみ、ダウ平均株価は、一時、500ドル以上値下がりしました。
12日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて475ドル84セント安い、3万7983ドル24セントでした。
イランがイスラエルによるとされる大使館への攻撃に対する報復を近く行う可能性が伝えられたことで、中東情勢が一段と緊迫化するという懸念から売り注文が膨らみました。
市場関係者は「根強いインフレを受けてFRB=連邦準備制度理事会の利下げが遅れ、現在の高い金利水準が続くことへの警戒感が広がっている中で、中東情勢への懸念が高まりリスクを避けようとする投資家が増える展開になった」と話しています。
ロシア
ロシア外務次官“日米の軍事協力 安全保障脅かす” 日本大使に
ロシアのルデンコ外務次官は、モスクワに駐在する日本の武藤大使との会談で「日本とアメリカの軍事協力が北東アジア地域の安定と安全保障を脅かす傾向にある」と主張しました。
ロシアのルデンコ外務次官は12日、ロシア外務省で、モスクワに駐在する日本の武藤大使と会談しました。
ロシア外務省によりますと、この中でルデンコ次官は「日本とアメリカの軍事協力の発展が北東アジア地域の安定と安全保障を脅かす危険な傾向にある」と主張したということです。
ロシアが日本や北東アジア地域をめぐる政策を決める際には、この点を考慮するとしています。
アメリカを訪問している岸田総理大臣がバイデン大統領と会談し、防衛協力などの分野で連携強化を確認したことを受け、日本の動きをけん制した発言だとみられます。
一方、モスクワの日本大使館によりますと、武藤大使は会談で日ロ関係が悪化していることについて「ロシアのウクライナ侵略に起因する」と述べた上で「ロシアが侵略をやめてすべての部隊を撤収することが問題の早期解決につながる」と伝えたということです。
また、アジア太平洋地域における安全保障環境の変化に対して、日本はアメリカなどとともに対応する必要があると述べたとしています。