たんぽぽ舎です。【TMM:No4999】
2024年3月29日(金)地震と原発事故情報-
              5つの情報をお知らせします

 

柏崎刈羽原発の再稼働反対!
  4月3日(水)に、東京電力本店前で反対の声をあげよう!
  新潟の地元は再稼働に同意するな!
 

 柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)

◯ 東京電力が、新潟県内にある東電の柏崎刈羽原発7号機の再稼働にむけて全力で動き出した。
 4月15日にも原子炉に核燃料を入れることを原子力規制委員会に申請すると発表した。
 私はこれに大反対する。
 13年前の、東電福島第一原発(沸騰水型)の大事故=大惨事以来、ずっと九州や四国、関西の加圧水型原発ばかりを再稼働させてきたが、いよいよ経産省と共にたくらんで「沸騰水型」の再稼働にふみきるつもりだ。
 このあと、東北電力の女川原発、日本原電の東海第二原発、中国電力の島根原発-いずれも「沸騰水型」の再稼働を狙っている。

◯4月3日(水)の私たちの定例抗議日に、東京電力本店前で柏崎刈羽原発の再稼働反対!新潟県内の地元は再稼働に同意するな!(再稼働には地元の同意が必要条件)と声を大にして叫ぼう。
 

月3日(水)定例「第127回東電本店合同抗議行動」
           4月3日(水)18:45より19:45(60分)
      場 所:東京電力本店前   参加歓迎!

☆参考記事紹介

 新潟・柏崎刈羽原発7号機、4月15日に原子炉へ核燃料を装填へ
 東京電力が原子力規制庁に申請、再稼働の時期は「未定」

 東京電力は3月28日、再稼働を目指している柏崎刈羽原発7号機の原子炉に核燃料の装填(そうてん)を始める予定日を「4月15日」とする申請書を原子力規制委員会に提出した。装填後、再稼働に必要な最終段
階の検査を行う。検査が終われば原子炉を起動させる準備がほぼ整う。
 東電は事実上の再稼働に当たる起動前に県、柏崎市、刈羽村の理解を得る考えを改めて示した。
 ただ、花角英世知事は原発事故時の住民避難などに懸念を示しており、明確な再稼働時期は見通せない。
 検査が終わる時期について、東電は工程に見通しが立っていないなどとして「未定」と説明した。(後略)
              (3月28日「新潟日報デジタルプラス」より抜粋)
https://www.47news.jp/10712932.html


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┗■2.茨城で活動している団体3つ紹介…「脱原発ネットワーク茨城」、
 | 「さよなら原発ネットワークいばらき」、「原発県民投票の会」
 | 「東海村で公表した避難計画は複合災害を考えていない」東海村長
 | 茨城から:野口 修(東海第二原発の再稼働を止める会)
 | 3.11第68回日本原電本店抗議行動 報告 (その2-A)
 └──── とめよう!東海第二原発首都圏連絡会

地元・茨城から:野口 修(東海第二原発の再稼働を止める会)

◎ みなさま、こんにちは。毎回毎回原電前で抗議行動をされてご苦労様です。今日はちょうど13年になるこの3月11日にお話しさせて頂きありがとうございます。
 今日は茨城からの報告と若干のお話をしたいと思います。何のための、誰のための原発なのか、それに対する民主主義とは何なのか、ということについてお話しできればと思っています。

◎ まず茨城の報告ですけども、茨城ではここには来れませんけども多くの団体が茨城で活動しています。
 「脱原発ネットワーク茨城」著名な小川仙月さんが共同代表でやっておりますけども、小川仙月さんの地震と原発のお話を優しく分かりやすくするという講演が4月の13日と20日に、つくばであります。このよう
に定期的に講演会等をやっております。

 それからみなさまにもお世話になってます「さよなら原発ネットワークいばらき」ですけども毎年大きな集会を水戸でやっております。みなさまにバスを連ねて応援に来て頂き本当にありがとうございます。今年も企画をして頂いていると思いますので宜しくお願い致します。

 それから茨城県では第2回目となる県民投票をやろうとしています
 4月から県民投票の是非を問う署名活動を行う予定ですが、4年前の県民投票を問う否決の理由が“時期尚早”だということでした。
 ですから工事の遅れと共に時期はずれるかもしれませんけども一応4月をめどに考えております。
 それから私も「原発県民投票の会」の共同代表になっていますのでしっかりやっていきたいと思います。
 つい先日9日の日には音楽フェスをやりまして県庁からその音楽フェスの会場までデモ行進をしました。そういうことをしながら一般の人たちにどうやって原発について考えて頂こうかな、ということで運動
を展開しています。

◎ 自治体の動きとしては、なんと、原発災害時の避難計画において93万人の避難を17万人でもいい、という発表がされました。
 とんでもないことです。これを広報誌というかたちで全戸に配布されました。
 それに対して私たちはしっかりと運動をしなければいけないなと思っております。
 そして、東海第二原発がある東海村の村長ですけども先月28日の記者会見において、昨年12月28日に公表された広域避難計画について今年元旦に起こった能登半島地震をもって、「原発事故時の複合災害が起こるのではないか!」と追及しました。
 そうしたら、「東海村で公表した避難計画は複合災害を考えていない避難計画だ」と言いました。

 そうすると、コロナ禍でもって2平方m/人を3平方m/人以上に避難スペースを変更し、今度は複合災害を考慮した避難計画に作り直す、という流れになってくると思います。
 ですから広域避難計画はやっぱり絵に描いた餅。でも、これっていったいなんでしょうね。どんどんお金をかけて避難計画をつくる、ということですよね。
 それは我々の税金です。それがどんどんどんどん増大していく、そのことも考えなければならないと思います。(その2-B)に続く
          (「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」MLより抜粋)


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┗■3.稼働中原発は9基…大飯4、美浜3、高浜1、2、3、
 | 伊方3、玄海3、川内1、2(大飯、美浜、高浜は関西電力、
 | 伊方は四国電力、玄海、川内は九州電力)
 | 関電は40年超の原発高浜1号、2号、美浜3号を再稼働させた
 | 2024年3月28日現在の原発稼働状況
 └──── 山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

電力会社    号機   状態    運転開始日  停止日  出力(万kW)
関西電力   美浜3  運転中  2022.10.25               82.6
         大飯3  定検中        2024.02.10   118
         大飯4  運転中  2023.10.27          118
         高浜1 運転中  2023.07.29           82.6
         高浜2  運転中  2023.09.16               82.6
         高浜3  運転中  2023.12.25               87
         高浜4  定検中             2023.12.16    87
四国電力   伊方3  運転中  2023.05.24               89
九州電力   玄海3  運転中  2024.02.02              118
         玄海4  定検中             2024.02.27   118
         川内1  運転中  2023.04.26               89
         川内2  運転中  2023.08.15               89

合 計 12基 運転中9基  停止中3基     837.6/1160.8

*玄海4号が定検のため出力を下げていたところ、26日午後8時32分に原子炉出力に偏りが出たことを示す警報発報。そのまま定検入り
*運転開始日は営業運転開始の日なので原子炉起動の日とは一月程度違いがある。
*運転可能な12基の原発のうち稼働中は9基(75%)、その出力は1160.8万kWに対して837.6万kW(72%)