脱原発のドイツ 進む廃炉  全基運転停止1年
 再稼働 電気事業者も望まず   


  ドイツが国内全ての原発の運転を止める「脱原発」を達成し4月15日で1年になる。2011年3月の東京電力福島第1原発事故からは13年。今年1月の能登半島地震で安全・防災面に不安が生じても、日本は原発を最大限
活用する方針を変えないが、ドイツでは廃炉作業が粛々と進行。稼働に向けた新たな動きもみられない。((佐久間博康、写真も)

 昨年11月、廃炉作業が進むドイツ北東部ルブミンのグライフスバルト原発を訪ねた。記者も防護服の着用を求められ、コンクリートや金属など「原発がれき」の解体・除染作業場の中へ。場内には「ガーガー」「ギーギー」という金属の切断音が響き渡っていた。

 従事するのは約20人の作業員。部品を電動のこぎりで切断したり、除染のため部品に高圧の水を吹き付けて表面を洗浄したりしていた。
 「(部品などは)できる限り再利用することが重要だ」。ドイツ連邦政府が100%出資する廃炉会社「EWN」の広報担当者、カート・ラドロフさん(32)が説明した。連邦政府の廃棄物管理委員会によると、原発がれきのうち約98%は、放射性廃棄物でないか、基準値より放射能レベルが低いもので、再利用が可能。約2%が処分場への搬出が必要な放射性廃棄物という。
 再利用にこだわるのは、脱原発といっても高レベル放射性廃棄物の最終処分場の場所は未定で、建設できても処分容量には限りがあるから
1995年に始まった同原発の解体作業は、2030年代後半までかかる見通しだ。。         

 

       (後略)
        (3月17日東京新聞4面より抜粋)

  詳細はWebで
 題は「脱原発」から1年、廃炉が粛々と進むドイツ… 日本も抱える共通の課題はどうなっている?
   https://www.tokyo-np.co.jp/article/315624

 

 

 

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー