神津島は東京都、海上保安庁の所管は国土交通省

 

海上保安庁は運輸行政に携わる国土交通省の外局として設置された組織であり、本庁を東京霞ヶ関に置き、全国を11の管区に分けて海上保安業務を行っています

 

 

 

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

 東京都

伊豆諸島 神津島の北側 25人乗り漁船座礁 1人不明か 24人救助

3日夜、伊豆諸島の神津島の北側で、25人が乗った鹿児島県の漁船が座礁しました。
このうち日本人男性1人の姿が見えなくなったという通報があり海上保安本部は現場にヘリコプターなどを出して捜すとともに、乗組員たちの救助活動を行い、これまでに24人を救助したということです。

第三管区海上保安本部によりますと、昨夜11時前、「鹿児島県の漁船『第八福栄丸』が神津島北側で座礁した」と静岡県の下田海上保安部に通報がありました。

海上保安本部によりますと、「第八福栄丸」は長さが56メートル余り、総トン数が379トンのマグロはえなわ漁船で、
日本人5人とインドネシア国籍の20人のあわせて25人が乗船していたということです。

4日朝5時前には、船長から「船が揺れて日本人男性1人が転倒し姿が見えなくなった」という通報があり、海上保安本部は現場にヘリコプターなどを出し救助活動を行っています。

漁船は、船首を南西の方向に向け右方向におよそ45度傾き、甲板の一部に波が乗り上げる危険な状態になっていて、1か所に集まった乗組員たちはヘリコプターで次々と救助されていました。


海上保安本部によりますと、これまでに24人を救助したということです。

「第八福栄丸」は3日午後5時ごろに故障して航行できなくなり、その後、座礁したとみられ、海上保安本部は
残る1人の乗組員の捜索を続けています。

神津島村 “島内に24人運び込まれた”

東京の神津島村によりますと、島内には、これまでに漁船に乗っていた25人のうち行方がわからなくなっている1人を除いた24人が運び込まれたということです。

このうち3人は村の診療所に搬送され、1人は骨折の疑いがあるものの、いずれも命に別状はないということです。

このほかの21人は村役場近くにある「生きがい健康センター」に一時的に避難しているということです。