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AFPBB News

イスラエル当局者、パレスチナ女性を処刑・暴行の疑い 国連専門家チーム

エジプト国境付近の避難民キャンプと近くの砂丘に座るパレスチナ人女性や子ども(2024年1月14撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

【AFP=時事】国連(UN)に任命された7人から成る人権問題の独立専門家チームは19日、パレスチナ人の女性・少女がイスラエル当局者に処刑されたり、レイプを含む性的暴行の被害を受けたりしている疑いがあるとして、徹底調査の実施を要請した。

 

  【写真】戦渦に苦しむパレスチナの女性たち 

 

 専門家チームは、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)およびヨルダン川西岸(West Bank)で女性と少女を標的にした「重大な人権侵害が行われていることを示す信ぴょう性の高い申し立て」があったと述べた。 

 

 ガザでは「子どもを含む家族と共に恣意(しい)的に処刑されている事例」があると指摘。「女性や子どもが避難先で、または退避中に意図的に標的にされ、超法規的に殺害されているとの報告に衝撃を受けている」とした。 

 

 さらに、「恣意的に拘束されている多数のパレスチナ人女性と少女」の多くが殴打され、生理用品や食料、医療品を支給されずに「非人道的な扱い」を受けたとの報告を紹介。少なくとも2人がレイプされたほか、「イスラエル軍の男性将校に裸にされ、身体検査を受けた」人もいるとしている。 

 

 専門家チームは、こうした疑いについて「独立した公平な調査を直ちに徹底的に」行うよう求め、イスラエルに協力を呼び掛けた。

 

  人権専門家は国連人権理事会(UN Human Rights Council)に任命されるが、国連を代表する立場にはない。

 

  スイス・ジュネーブのイスラエル政府代表部は「真実ではなく、イスラエルへの憎悪に基づいた」主張だと反発。ただイスラエル当局としては、「信頼できる申し立てと証拠が提示されれば、治安部隊が不正行為を働いたとする主張」を調査する用意はあると表明した。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

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共同通信

イスラエル、性暴力関与か 国連特別報告者

パレスチナ自治区ガザで、戦車に乗ったイスラエル軍兵士=1月23日(AP=共同)

 

 【ジュネーブ共同】国連人権理事会が任命した特別報告者らは19日、パレスチナ自治区ガザやヨルダン川西岸で、パレスチナ人女性への悲惨な人権侵害が続いているとして懸念を示した。イスラエル軍や関連勢力の関与を指摘し「性暴力を含めた恥ずべき虐待や拷問」をやめるようイスラエル政府に求めた。  人権問題の専門家である特別報告者は国連職員や国の代表ではなく、独立した個人の資格で調査して人権理に報告する。  特別報告者らが集めた情報によると、イスラエルとハマスが戦闘を始めた昨年10月以降、何百人もの女性や少女が不当に拘束された。食事も与えられずおりに閉じ込められたり、拘束中にレイプされたりしたケースがあった。