『震度4で建物倒壊 カメラが捉えたその瞬間 輪島市で「危険」判定の住宅 作業時は周囲の安全確保を』

 

 

 

「県は片付けなどの作業をする場合、周囲の安全を確保するよう呼びかけています。」

 

「危険」判定した建物等の「安全を確保」するのは国と県の責任です。!

政府は、片付け作業にあたる全ての人々に、アスベスト対策・N95マスクを支給し、N95マスク装着徹底を‼

 

※石川テレビさん、貴重な映像とニュース報道をありがとうございます。

 

 

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震度4で建物倒壊 カメラが捉えたその瞬間 輪島市で「危険」判定の住宅 作業時は周囲の安全確保を

14日午前、石川県能登地方で最大震度4の地震が発生しました。輪島市では元日の地震で被災した建物が倒壊する被害が出ています。 激しい音を立てながら、道路側へと倒壊する2階建ての住宅。1階部分は完全に押しつぶされています。撮影されたのは輪島市新橋通。 

 

14日午前10時半ごろ、穴水町で震度4、輪島市や七尾市、志賀町で震度3を観測する地震が発生しました。

 

 この地震で輪島市では2階建ての住宅1棟が倒壊しました。この住宅は応急危険度判定で「危険」と判断されていて、住宅の中に人はおらず、けが人はいませんでした。 この住宅は、元日の地震で道側に傾いていて、付近の住民は危険を感じていたということです。 県は片付けなどの作業をする場合、周囲の安全を確保するよう呼びかけています。

石川テレビ

 

 

 

「脱出航路を作って…」地震で2.3m海底隆起か 複数の漁船が座礁…県が被害状況を確認 石川・珠洲市

石川県珠洲市の漁港では海底が隆起したことにより、複数の漁船が座礁。県の担当者が8日に現地を視察しました。

記者リポート:
「珠洲市の海岸です。地震で海底が隆起した影響で波消しブロックがむき出しになっています」

石川県珠洲市の高屋漁港では複数の漁船が地面の上に。地元の漁協関係者によりますと、地震の影響で、海底が2.3メートル隆起したためだといいます。

この地区では、道路が寸断され、一時孤立状態となっていて、2月8日に県の担当者が初めて現地を訪れ、被害状況を確認していました。

漁業者:
「脱出航路を作っていただきたい。それをしないと現存する船が転覆する可能性があるので。われわれ漁業者は次の新しい光が見えるような動きをしたい。その要望だけは聞いていただきたい」

漁協関係者によりますと、この港は砂がたまりやすい地形で、このまま放っておけば座礁の被害がさらに拡大する恐れがある
といいます。

県は船の移動などについて「検討したい」と答えるにとどめ、今後、港周辺の測量などを行い、被害状況を詳しく確認します。

 

 

 

 

「行き先ない高齢の被災者」看護と介護の両立…スタッフ疲弊、調整困難 金沢の医療機関が危機感

医療機関が危機に瀕しています。今回の地震で能登地区の病院は被害を受けましたが、それを支える金沢市の医療現場でもいま大きな問題が起きています。

看護師:
「おみそ汁飲むよ、はい」

ここは介護施設ではありません。金沢医療センター。

看護師が食事を介助しているのは、能登地区から運ばれてきた寝たきりの高齢患者です。

金沢医療センター・阪上学院長:
「介護度が高い方を病院の『看護』という業務と一緒にやっていかないといけないということで、そこに関わることによっての疲れというのは多くみられるかなと思います」

看護師:
「反対向きますね。手を離してね」      

おむつの交換です。

一般的に病院は「7対1看護」、つまり患者7人に対して看護師1人を配置する体制をとっています。

しかし、介護現場は入居者3人に対して職員が1人以上必要と決まっています。通常の医療に加えて介護にも人手がかかり医療従事者が疲弊します。


それが今、病院で起きている課題です。

しかし、これは今に始まった話ではありません。

医療スタッフ(2022年取材):
「ごはん食べますよ」     

患者:
「ごはんよりおしっこしたいです」

医療スタッフ:
「おしっこはちゃんと管から出てるの…」

2022年に撮影された金沢医療センターのコロナ病棟の様子です。

高齢者施設でクラスターが発生したことで多くの高齢患者が運び込まれ、コロナ病棟は、福祉施設と化しました。

金沢医療センター・阪上学院長:
「コロナ禍の時には、症状が改善した場合に元の場所に戻れるあるいは自宅に帰られる方も結構いらっしゃったのでそういった意味ではその時期(波)を乗り切ればというような状況があったのですが」

新型コロナでも似たような光景が繰り広げられました。

しかし、今決定的に違うことがあります。

それはー。

金沢医療センター・阪上学院長:
「現在の状況としては一旦入院された高齢者の方がいわゆる『行き先がない』と  いうような状況がまだまだ続いているのかなと思います」

金沢医療センターは地震発生以降、能登地区からの入院患者を約150人受け入れました。治療を終えれば退院するのですが、受け入れ先がない人がまだ20人ほどいます。

金沢医療センター・阪上学院長:
「療養病床を持たれている慢性期の病院に移っていただこうと調整しても、その病院自体が40人を超える人が順番について回っていると、高齢者施設の細いパイプであったりとか、療養型病院の細いパイプであったりとかを少しずつつなぎながらやっているというのが現状です」

高齢化率の高い能登で起こった大災害。阪上院長は、いま石川で起きている状況を今後に生かすべきと訴えます。

金沢医療センター・阪上学院長:
「今後、南海トラフ(地震)とかで色んなところで能登半島と同じような事が起こってくると、非常に問題が大きくなると思いますね。

いろんな解決策は今から日本全体で考えていかないといけないんだろうという感じがしています

 

 

 

 

「力仕事の役に立ちたい」プロレス団体も参加 輪島市で一般災害ボランティアの受け入れ始まる
 

能登半島地震で大きな被害があった輪島市と羽咋市で10日から一般ボランティアの活動が始まりました。

リポート:
「ボランティアを乗せたバスが到着しましたここ輪島市でもボランティアの受け入れが始まります」

被害が大きかった能登の6つの市と町で唯一、一般ボランティアの活動が始まっていなかった輪島市では10日から受け入れが始まり、約40人が参加しました。

輪島市では登録した個人の他団体も受け付けていて中には東京のプロレス団体も参加しました。

プロレスリングAーTEAM 長谷川 一孝さん:
「ほっとけないでしょ。力仕事に取り組みたい」

このほか10日は羽咋市でも一般ボランティアの活動が始まり15人が崩れたブロック塀などの片付け作業にあたっていました。