ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
ABEMA
林官房長官 旧統一教会関連団体との面会認める 選挙活動支援は否定
林官房長官は、2021年9月に旧統一教会の関連団体の関係者と面会していたと明らかにしました。林長官は、政府の旧統一教会の被害者支援を強化する会議の議長です。
「先日、週刊誌の取材を受けて改めて確認したところ、2021年9月に旧統一教会関連団体の関係者と面会したものと思われます」(林官房長官)
林長官によりますと、面会は選挙区がある山口県の政界関係者が調整し、山口の事務所で行われたということです。当時、衆議院議員へのくら替えを目指す選挙を控えていました。
林長官は、選挙活動への支援を受けたことはないと述べ、「多数ある面会のひとつ」で相手や話の内容については「定かではない」と説明しました。(ANNニュース)
林官房長官も「旧統一教会」とズブズブだった 「決定的証拠写真」に写った「必勝千羽鶴」と関連団体幹部たち
デイリー新潮
「選挙活動の支援を受けたことはない」
盛山正仁(まさひと)文科相(70)が旧統一教会関連団体から選挙支援を受けていたとする記事を、朝日新聞が2月6日付の紙面に掲載し、岸田政権は新たな火種を抱えることになった。だが、「問題閣僚」は盛山氏だけではない。岸田文雄首相の側近中の側近で、政権ナンバー2の座にある林芳正(よしまさ)官房長官(63)。今回、「週刊新潮」は林氏と教団関連団体のメンバーが一緒に写った「必勝写真」を入手した。
【決定的証拠写真】林官房長官の手には統一教会関連団体から送られた千羽鶴が
***
「週刊新潮」が入手した一枚の写真――。林氏がスーツ姿の男性から「祈 必勝」という熨斗(のし)がついた千羽鶴を受け取っており、その左右に3人の男女が並んでいる光景が写されている。撮影されたのは衆院選を翌月に控えていた2021年9月6日、場所は地元の山口県にある林芳正事務所だ。
よくある「政治家と支援者の記念写真」だが、実はこれはわれわれ国民にとって非常に重い意味を持っている。首相を支える存在であり、政府のスポークスマンでもある林氏が国民に対して「うそ」をついていたことを示す、動かぬ証拠だからだ。
22年7月8日に安倍晋三元首相が銃撃された事件以来、自民党と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の蜜月関係を追及する動きが盛り上がったことは今さら言うまでもないだろう。多くの自民党議員が役職の辞任などに追い込まれ、厳しい追及の矛先は当然、当時、外務大臣を務めていた林氏らにも向けられた。
これまで林氏は、旧統一教会の教祖・文鮮明氏の提唱によって1975年に創刊された日刊紙「世界日報」の取材を、教団系とは知らずに受けたことは認めているものの、「今回点検を行った限り、御指摘の団体から、献金や選挙活動の支援を受けたことはない、ということでございます」と説明していた。
“応援します”
林氏に「必勝」と掲げられた千羽鶴を手渡したスーツ姿の男性を仮にA氏と呼ぶ。その隣にいる男女はそれぞれB氏、C氏とする。実はこの3人は旧統一教会の信者である。それだけではない。A氏は教団関連団体「世界平和連合」の事務総長(肩書きは当時、以下同)で、銃撃される原因となる「ビデオメッセージ」を安倍元首相が送った教団関連団体UPF(天宙平和連合)の幹部。B氏とC氏も世界平和連合山口県連合会の本部長と事務局長である。
林事務所関係者が面会時の様子を明かす。 「会談は1時間弱行われて、林氏とA氏が主に話をしていました。お互い東大出身ということで、学生時代の思い出話から始まって最近の国際情勢や憲法改正、さらには彼らが推進している日韓トンネルなど幅広いテーマを論じていました。A氏らから中国や韓国との関係についての見解を問われて、林氏が“知恵深く付き合っていかなければいけない”“韓国の国会議員とも付き合いは深い。韓国との友好関係を推進する立場だ”という趣旨を回答。最後にA氏らは“応援します”との意向を林氏に伝えました」
「林氏の元秘書がセッティング」
さて、ここで大事なポイントは、林氏は意見交換をして「応援します」と言ってきたA氏らについて、教団関連団体の人間だと把握していたかということだ。自民党山口県連関係者は「わからないわけがない」と断言する。 「当たり前ですが、A氏らは意見交換の前に、UPFや世界平和連合の設立経緯や理念、活動目的を伝えています。当然、韓鶴子総裁の名前も出しているはずです。さらに言えば、この面会をセッティングした林氏の元秘書が、宇部市内の教会にまで来ているわけですから、林氏が知らないはずがないでしょう」
その元秘書とは、問題の写真にも納まっている篠崎圭二・宇部市長だ。「毎日新聞」(22年9月2日付山口版)によれば、林氏の応援もあって20年11月22日の宇部市長選で初当選をした篠崎市長は、この選挙の前後に旧統一教会の施設で信者が50人ほど参加した集会に出席している。それから1年も経過していないタイミングで、篠崎市長が自分の「親分」である林氏に面会相手の素性を伝えないことなどあり得ないであろう。
林芳正事務所に見解を尋ねると、 「御質問(「週刊新潮」の取材)を受けて改めて確認したところ、御指摘の団体関係者と面会したものと思われますが、当該団体から献金や選挙活動の支援を受けたことはありません」とだけ回答。教団関連団体であることを認識していたかについては、再度尋ねても答えなかった。篠崎氏は「この面会につきましては市長選挙の折にご支援を頂いた方から林先生と面談する日程の調整をしてほしいと要望があり、林事務所と日時、場所の調整をしたものです」 と回答した。
なお、世界平和連合を通じてA、B、Cの各氏に見解を求めたが、期日までに回答はなかった。林氏の前任である松野博一議員は「裏金問題」で官房長官を辞任した。「必勝千羽鶴」の過去を背負った林氏の今後は……。 2月8日発売の「週刊新潮」では、林氏と、さらには盛山氏と教団関連団体との“接点”を、証拠写真をもとに4ページにわたって詳しく報じる。
「週刊新潮」2024年2月15日号 掲載
新潮社
林 芳正はやし よしまさ
内閣官房長官
沖縄基地負担軽減担当
拉致問題担当
プロフィール
- 生年月日 昭和36年1月19日
- 出身 山口県
- 衆議院議員 山口県第3区選出(当選1回)(参5回)
これまでの経歴
- 昭和54年 3月 山口県立下関西高等学校卒業
- 昭和59年3月 東京大学法学部卒業
- 昭和59年 4月 三井物産株式会社入社
- 平成 6年 6月 ハーバード大学ケネディ行政大学院修了
- 平成 7年 7月 第17回参議院議員選挙(山口県選挙区)で初当選(以来、山口県選挙区より5期連続当選)
- 平成 9年 7月 自由民主党参議院副幹事長
- 平成11年10月 大蔵政務次官(小渕第2次改造内閣)
- 平成14年 1月 自由民主党行政改革推進本部事務局長
- 平成16年10月 参議院外交防衛委員会委員長
- 平成18年 9月 内閣府副大臣(第1次安倍内閣)
- 平成20年 8月 防衛大臣(福田改造内閣)
- 平成21年 7月 内閣府経済財政政策特命担当大臣(麻生内閣)
- 平成21年10月 参議院自由民主党政策審議会会長
自由民主党政務調査会会長代理 - 平成24年 9月 自由民主党総裁選挙に出馬
宏池会座長 - 平成24年12月 農林水産大臣(第2次安倍内閣)
- 平成26年 9月 自由民主党税制調査会副会長兼小委員長代理
- 平成27年 2月 農林水産大臣(再任)(第3次安倍内閣)
- 平成28年10月 参議院環太平洋パートナーシップ協定(TPP)等に関する特別委員会委員長
- 平成29年 8月 文部科学大臣
教育再生担当大臣(第3次安倍第3次改造内閣) - 平成29年11 文部科学大臣
教育再生担当大臣(第4次安倍内閣) - 平成30年10月 自由民主党IT戦略特別委員会委員長
- 令和 元年10月~
令和 3年 8月 参議院憲法審査会会長
自由民主党知的財産戦略調査会会長
自由民主党経済成長戦略本部座長
自由民主党税制調査会小委員長代理 - 令和 3年10月 第49回衆議院議員総選挙にて初当選(山口県3区)
- 令和 3年11月 外務大臣(第2次岸田内閣)
- 令和 4年 8月 外務大臣(第2次岸田改造内閣)
- 令和 5年 9月 自由民主党総務会総務
- 令和 5年10月 自由民主党税制調査会小委員長
- 令和 5年12月 内閣官房長官
沖縄基地負担軽減担当
拉致問題担当
(第2次岸田第2次改造内閣) -