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国際司法裁、イスラエルにジェノサイド防止命令
発信地:ハーグ/オランダ [ オランダ ヨーロッパ イスラエル パレスチナ自治区 中東・北アフリカ 米国 北米 ]
オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)で、パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラエルによるジェノサイド行為をめぐって開かれた裁判の様子(2024年1月26日撮影)。(c)Remko de Waal / ANP / AFP
【1月27日 AFP】国際司法裁判所(ICJ)は26日、イスラエルに対し、イスラム組織ハマス(Hamas)との戦闘で「ジェノサイド(集団殺害)」行為を防ぐよう命じた。ただし、戦闘停止要請には踏み込まなかった。
ICJは「集団殺害罪の防止および処罰に関する条約(ジェノサイド条約)」で規定されている「すべての行為を防ぐ」ためにあらゆる措置を講じなければならないと命じた。また、「急務」とされるパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への人道支援を円滑に進めなければならないとした。
これに対してイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は、イスラエルがジェノサイドに関与しているというのは「虚偽であり、言語道断だ」と反発。ヨアブ・ガラント(Yoav Gallant)国防相も、「道徳を説かれるいわれはない」と非難した。