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富士通、英政府入札を停止 冤罪事件の調査終了まで
【ロンドン共同】英内閣府は18日、富士通の会計システムの欠陥が発端となった郵便事業者の冤罪事件に絡み、富士通が事件に関する公開調査が終わるまで政府入札に参加しない意向を示したと明らかにした。内閣府高官が下院での答弁で述べた。
内閣府によると、18日に富士通から入札停止の書簡を受け取った。 英民放が元日から事件を取り上げたドラマを放送したことを受け、英国内で富士通の責任を問う声が強まっている。
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英政府 富士通社長宛てに書簡 面会求める 郵便局をめぐる“史上最大”の冤罪事件
イギリスの郵便局を巡る「史上最大の冤罪事件」と言われる問題で、イギリス政府は会計システムを提供した会社の親会社である富士通に対し、補償について協議するための面会を求めました。 イギリスのベイデノックビジネス貿易相は17日、富士通の時田隆仁社長宛ての書簡で、郵便局の会計システムの問題と被害者への補償について協議するため、早期の面会を求めました。 イギリスでは700人以上の郵便局長らが会計記録と現金残高が合わないとして、横領などの罪で有罪となりましたが、その後、証拠となった富士通の現地子会社が提供した会計システムに欠陥があることが明らかになりました。 富士通の幹部は16日、イギリス議会の委員会で賠償について「道義的責任がある」とし、「私たちの責任が明確になった場合に判断する」と発言しています。 富士通は「今後の法定調査の結果に基づいて、補償への貢献も含めて、イギリス政府とともに適切な対応に取り組んで参ります」とコメントしています。
テレビ朝日
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イギリスの郵便局で1999年から2015年に700人以上の郵便局長らが窃盗などの罪で訴追され、その後、えん罪だと分かった事件で、富士通のイギリス子会社が、原因となった会計システムを提供していました・・・
・・・ドラマの主人公になった元郵便局長の男性も委員会で証言し、「この事件が大企業への警告となるよう、関係者の責任が問われるべきだ」と訴えました。
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イギリス・郵便局えん罪事件 富士通幹部が議会で謝罪「恐ろしいえん罪
イギリスで700人以上の郵便局長らが不当に訴追されたイギリス史上最大規模のえん罪事件で、富士通の幹部が議会に出席し、提供していた会計システムに欠陥があったと認め、「恐ろしいえん罪だった」と謝罪しました。
16日、議会下院の委員会で証言したのは、富士通本社の執行役員でヨーロッパ地域の責任者を務めるポール・パターソン氏です。
イギリスの郵便局で1999年から2015年に700人以上の郵便局長らが窃盗などの罪で訴追され、その後、えん罪だと分かった事件で、富士通のイギリス子会社が、原因となった会計システムを提供していました。
富士通 ポール・パターソン執行役員 「システムに欠陥やエラーがあったことは事実です。富士通がこの恐ろしいえん罪に関与したことを謝罪したいと思います」 パターソン氏はこう述べたうえで、補償については「道義的義務がある」と明言し、えん罪被害者への救済に取り組んでいく姿勢を示しました。 この事件は、今年初めに放送されたテレビドラマの題材となったことから再び注目されましたが、ドラマの主人公になった元郵便局長の男性も委員会で証言し、「この事件が大企業への警告となるよう、関係者の責任が問われるべきだ」と訴えました。
TBSテレビ
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英史上最大冤罪事件 下院委員会で富士通幹部が証言
イギリスの郵便局を巡る「史上最大の冤罪事件」と言われる問題で、会計システムを提供した富士通の現地子会社の幹部が議会の委員会で証言し、賠償金の負担について「道義的責任がある」と発言しました。 富士通欧州地域共同CEO ポール・パターソン氏 「富士通はこのひどい冤罪(えんざい)に関わったことに対して謝罪します。私たちは郵便局長らへの補償に貢献するために果たすべき役割があります」 イギリス議会下院のビジネス貿易委員会で16日、富士通本社の執行役員でヨーロッパ地域の共同最高経営責任者のポール・パターソン氏が証言を行いました。 パターソン氏は「会計システムにはバグやエラーがあり、郵便局長らが起訴されるのにつながった」と謝罪したうえで、被害者への賠償についても「道義的責任がある」として「私たちの責任が明確になった場合に」判断すると発言しました。 イギリスでは1999年から2015年にかけて、700人以上の郵便局長らが会計記録と現金残高が合わないなどとして横領や不正経理の罪で有罪となりました。 富士通の現地子会社が郵便事業社向けに提供した会計システム「ホライゾン」の記録が証拠となっていましたが、後にシステムの欠陥が明らかになり、冤罪であることが分かりました。 今月初めにイギリスでこの問題をテーマにしたドラマが放送されてから注目が高まっていて、郵便事業社の対応や司法への批判のほか、システムを提供した富士通側にも補償を求める声が上がっていました。
テレビ朝日