民法改正

訴訟団団長

 

 

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全国B型肝炎集団訴訟団の弁護士 口座の”預かり金”横領か

全国B型肝炎訴訟の熊本県の団長を務めていた弁護士が、預かり金を管理するための口座から多額の現金を横領していた疑いがあることが分かりました。
弁護団の調査では少なくとも1億4000万円余りの行方が分からなくなっているということで、熊本県弁護士会は懲戒の手続きを始めました。

これは、12日夕方熊本県弁護士会などが記者会見して明らかにしたものです。

それによりますと、懲戒請求を受けたのは熊本市中央区のあおば法律事務所の内川寛弁護士(62)です。

弁護士会などによりますと、内川弁護士は、平成28年ごろから去年6月までの間、みずからが団長を務めていた「全国B型肝炎訴訟熊本弁護団」が管理する口座から何回にもわたって現金を引き出し、横領した疑いがあるということです。

弁護団の調査では、
裁判の和解金として国から入金されていた預かり金のうち少なくとも1億4000万円余りの行方が分からなくなっているということです。

調査に対し、内川弁護士は具体的な金額は分からないとしながらも、
およそ9000万円を自宅の住宅ローンなど私的に使ったと話しているということです。

熊本県弁護士会は重大な非行行為が疑われるとして懲戒手続きに入りましたが、内川弁護士はすでに弁護士会に退会届けを提出したと言うことです。

弁護団の現在の団長の村山雅則弁護士は、内川弁護士を業務上横領の疑いで刑事告訴する方針だとしたうえで「長いあいだ、このようなことを許してしまったことについて反省しています。今後、新たな体制で弁護団の信頼回復に努めていきます」と話しました。

 

 

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前弁護団長9千万円流用か 熊本肝炎訴訟、刑事告訴を検討

 熊本県弁護士会は12日、全国B型肝炎訴訟の熊本弁護団長だった内川寛弁護士(62)が、1億4千万円を超える使途不明金を発生させたと発表した。約9千万円を私的流用したと話しており、弁護団が刑事告訴を検討している。

 

  県弁護士会や弁護団によると、内川弁護士は2016年ごろから、弁護団代表名義の銀行口座から多数回出金した。主に弁護団に所属する弁護士の報酬で、原告に返還すべき和解金は確認されていない。 

 

 内川弁護士は弁護団の聞き取りに「熊本地震による自宅の被害復旧費用などに充てた。申し訳ない」と話している。