明日4日 広く冷たい北風 北陸3県・新潟県付近は土砂災害の危険高まる
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能登地震発生で「いまこそ万博中止」「お金あったら被災地にまわして」求める声拡大 関西財界も「赤字穴埋め難しい」の衝撃発言
1月1日16時10分ごろ、石川県能登地方を最大震度7の激しい揺れが襲った。震度7が観測されたのは、2018年9月の北海道胆振東部地震以来。気象庁は「令和6年能登半島地震」と命名した。
同県輪島市の観光名所・朝市通り周辺では地震発生後に火災が起き、住宅など約200棟が全焼。珠洲(すず)市の泉谷満寿裕(ますひろ)市長は1月2日、「市内の6000世帯のうち9割が全壊、またはほぼ全壊だ」と語った。 同日、お笑いタレントで「たけし軍団」にも属していたグレート義太夫は、自身の「X」にこう書きこんだ。 《本気で思う。万博やるお金があったら、被災地に回して欲しい。
Xでは連日、《万博中止》がトレンド入り。2025年大阪・関西万博の費用を震災復興にあてるべきという声が多く上がっている。
《半年で壊す万博のパビリオン建てるより、この地震で倒壊した建物を建て直す方が有益ですよね》 《これだけの災害があっても誰も望まない無駄でしかない万博なんか中止、100万歩譲って延期即建設中断して被災地の復旧に全力尽くすべき、ほんとに維新も自民党も人の心あるのか?》
1月1日には、毎日新聞が配信した、関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)のインタビュー記事が注目を集めた。
松本会長は、万博の運営が赤字となった場合、「経済界が(穴埋めのために)資金を出すことは難しい」と述べ、万博を主導する国に積極的な関与を求めている。
SNSでは、運営費の赤字をどこが負担するかも決められないことに、批判的な声が上がっている。 《「国」「大阪府」「大阪市」に続いて、「関西経済界」も万博の赤字は穴埋めしないそうです。こんな無責任なイベント、即刻中止でしょう》 《それなら大阪万博の中止を進言するのが誠意では。黒字になる見込みがあっても最悪のケースに備えられないと》
だが、万博を中止するにもリミットがある。現在、万博を中止した場合の補償上限額は2億3239万2000ドル。日本円にして約350億円で、奇しくも建設費増額の大きな原因になった、世界最大級の木造建築物「リング」の建築費用とほぼ同額だ。
だが、2024年4月13日以降、補償上限額は5億5700万ドル(約844億円)と2倍以上に跳ね上がる。そのため、SNSでは、いまこそ万博中止を決めるべきという声が上がっている。
《4/12までに中止すれば補償金額はリング代程度で済む 万博の建築費用は石川県に使って! 万博の建築関係者は石川県の復興に尽力して!》
《大阪万博中止にして、その資金を「令和6年能登半島地震」の復興にまわせ。今なら失敗の言い訳が立つぞ》
《今、万博を止めたら世界から信用されなくなる... いやいや、今万博強引に進めたら世界から馬鹿にされますぜ》
運営費の赤字をどこが負担するか決められないほど混乱している万博。国、大阪府・市、関西経済界が協議し、復興のための「万博中止」を決めるなら、誰もが納得しそうだが……。
明日4日仕事始め 広く冷たい北風 三連休明けにかけて北陸の被災地では度々雨や雷雨
配TENKI.JP
明日4日仕事始めは、広く冷たい北風が吹くでしょう。三連休が明ける頃にかけて、北陸の被災地では、度々雨や雷雨になり、7日は雪になる見込みです。土砂災害に注意、警戒が必要です。
明日4日 広く冷たい北風 北陸3県・新潟県付近は土砂災害の危険高まる
明日4日仕事始めは、一時的に冬型の気圧配置になるため、広く冷たい北風が強めに吹くでしょう。風を通しにくい服装で、首元もマフラーなどがあるとよさそうです。 北海道から中国地方の日本海側を中心に、昼頃まで雨が降る見込みです。標高の高い所を中心に雪になるでしょう。 北陸3県や新潟県付近では、上空に流れ込む寒気の影響で、大気の状態が不安定になります。雷が鳴り、雨や雪の降り方が強まるでしょう。 1日に発生した令和6年能登半島地震の影響で、揺れの大きかった地域では地盤の緩んでいる所があります。今後、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるため、注意、警戒が必要です。 なお、令和6年能登半島地震で、揺れの大きかった地域では、通常よりも警戒を高めるため、当分の間、土砂災害警戒情報の発表基準は、通常基準より引き下げた暫定基準で運用されます。 一方、太平洋側や九州は、朝まで雨雲や雷雲がかかる所が多く、標高の高い所では雪になりますが、日中は日差しが届く見込みです。沖縄も大体晴れるでしょう。
明後日5日は北海道は雪で風強まる 6日は北陸3県・新潟県付近は再び雷雨
明後日5日は、低気圧が沿海州からオホーツク海に進む見込みです。低気圧に向かって南からこの時期としては暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。北海道は湿った雪や雨が降り、風が強まる見込みです。東北付近にも雨雲がかかるでしょう。東北の日本海側を中心に大気の状態が不安定になり、雷が鳴ることもありそうです。 6日は、北海道や東北は雪、北陸から中国地方の日本海側を中心に雨が降る見込みです。大気の状態が不安定なエリアは、北陸付近に移ります。北陸3県や新潟県付近では、雷を伴って、雨脚が強まることがあるでしょう。雨の降り方に十分注意し、危険な場所には立ち入らないなど、身の安全を図るよう心がけてください。
7日は冬型の気圧配置 北陸3県・新潟県付近は平地でも雪
7日は冬型の気圧配置になるでしょう。上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気が本州の南まで流れ込む見込みです。平地で降水があると雪になる目安の寒気です。 北海道から中国地方にかけて、日本海から雪雲が次々に流れ込むでしょう。雪雲は太平洋側にも流れ込むほどで、関東南部や東海、紀伊半島などでも、雪が舞うことがあるかもしれません。 北陸3県や新潟県付近は、雪が強まるのは山沿いが中心ですが、平地でも雪による路面状況の変化に注意が必要です。近畿北部や山陰では、平地でも雪が強まる可能性があります。今後、最新の気象情報をご確認ください。
8日成人の日~10日 広く雪雲や雨雲がかかるタイミングも
8日成人の日は、冬型の気圧配置は次第に緩むでしょう。北陸3県や新潟県付近など、日本海からの雪雲の流れ込みは次第に収まる見込みです。 9日から10日にかけて、気圧の谷が本州付近を通過するでしょう。広く雪雲や雨雲がかかる見込みです。
日本気象協会 本社 白石 圭子