2023.12.30配信

 

【今年最後の署名のお願い】香港の弁護士に自由を!アムネスティ・インターナショナル日本

 

いよいよ2023年も残りわずかとなりました。今年も皆さまと一緒にさまざまな活動に取り組み、人権侵害で苦しんでいる人たちの心に寄り添うことができました。心より感謝いたします。

今年の最後にあと一つ、署名への参加をお願いできないでしょうか。人権侵害は年末年始関係なく起きています。ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

※このメールの最後に、アムネスティ日本が今年、特に取り組んだ活動についてご報告しております。ぜひご覧ください。

 

香港:天安門事件の追悼集会を主催して逮捕された弁護士に自由を!

 

© Alex Chan Tsz Yuk

2020年6月30日に香港で成立した国家安全維持法(国安法)は、そのあいまいな「国家の安全」の定義によって、香港の人たちの表現の自由、平和的集会、結社の自由などの権利を制限し、政府に対する反対意見を抑え込むために恣意的に利用されています

これまで、数多くの民主活動家や人権活動家、ジャーナリストなどが逮捕・起訴され、有罪判決を受けています。

つい先日も、「国家の安全に重大な危険を及ぼす犯罪を犯し続けている」として、海外に逃れた民主活動家5人に約1800万円の懸賞金をかけるなど、世界中のあらゆる場所で反対意見を封じ込めようと圧力を強めています。

香港の法廷弁護士、鄒幸彤(トニー・チョウ)さんも、国安法の「国家転覆扇動罪」で起訴された1人です。

鄒さんは、1989年に起きた天安門事件の犠牲者の追悼行事を主催する団体(香港市民支援愛国民主運動連合会:支連会)の副主席を務めていました。支連会会員とパートナー団体についての情報提供を拒否したとして元幹部3人とともに逮捕され、2021年9月、「国家扇動転覆罪」で起訴されたのです。支連会はその後、解散に追い込まれました。

鄒さんの即時無条件の釈放と、表現の自由などの人権を行使しただけの人たちに対して、「国家安全保障」関連の罪に問うのをやめるよう、香港法務長官に要請してください!

■期間:2024年1月末日まで(予定)
■目標署名数:1500筆(現在489筆)
■要請先:ポール・ラム香港法務長官

 
 
署名に参加する >>