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Ap
ガザの人口の半分が飢餓状態 丸1日食べ物がない状態も
ラファ、パレスチナ自治区、12月22日 (AP) ― パレスチナ自治区のガザ地区で、同地区を実効支配するイスラム武装組織ハマスと、テロ組織の壊滅を目指すイスラエル軍が戦闘を繰り広げる一方で、ガザ地区最南端のラファでは12月21日、数百人の飢えたパレスチナ人が手にした容器一杯分の食べ物を求めて、炊き出し場に幾重もの人垣を作った。 地区内の南半分に押し込められた住民のために、炊き出しが行われているが、「週に4日か5日ではなく、普通の人と同じように、毎日食べるものが欲しい」と順番を待つ女性は訴える。 ガザ地区に通じる検問所が限られており、搬入される人道支援物資の量もわずかであるため、食糧不足は大きな問題となっている。 国連は19日、ガザ地区の人口の半数が極度もしくは深刻な飢餓状態にあり、90%が丸一日食料がない状態が常態化していると明らかにした。 (日本語翻訳・編集 アフロ)