ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
小泉法相が二階派離脱 地検捜査受け、中野政務官も
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件を受け、小泉龍司法相は20日、所属する二階派に退会届を提出し、受理された。 同派ではパーティー券の販売ノルマ超過分を政治資金収支報告書に記載していなかった疑いが発覚し、東京地検特捜部が19日に強制捜査に踏み切った。
二階派所属の中野英幸法務政務官も退会届を出し、受理された。
法相は検察に対する指揮権を有するため、小泉氏は誤解を招かないようにする必要があると判断した。岸田文雄首相は二階派の小泉氏と自見英子地方創生担当相を続投させる考えを示しているが、パーティー収入の裏金化疑惑を抱える安倍派の4閣僚5副大臣を一斉に交代させており、整合性を問う声が出たことも踏まえたとみられる。
林芳正官房長官は20日の記者会見で、「政策集団との関係はそれぞれ政治家としての考えがあり、首相や官房長官が指示するものではない」と指摘。小泉氏が法相にとどまることで捜査への影響が出るとの懸念に対しては、「検察当局は厳正、公平、不偏不党を旨として、法と証拠に基づいて適切に対処していると承知している」と語った。
野党側が閉会中審査要求「極めて深刻な事態」自民党政治資金疑惑
TBS
自民党の政治資金疑惑をめぐって安倍派と二階派の事務所に強制捜査が入ったことを受け、立憲民主党などは閉会中審査を与党側に求めることで一致しました。 立憲 安住国対委員長 「強制捜査は前例を見ない極めて深刻な事態であります。早急に閉会中審査を開催することを与党に求めていきたい」 自民党の政治資金疑惑をめぐって、立憲民主党など野党6党の国対委員長による会談が行われ、「立法府として真相究明と政治資金のあり方を幅広く議論をする必要がある」として早急に閉会中審査を与党側に求めることで合意しました。 さらに、二階派を退会した小泉法務大臣についても、「検察に対する指揮権を持っている法務大臣の職にふさわしくない」として辞任を要求するほか、“裏金疑惑”が持たれている安倍派の歴代事務総長らの国会での説明を求めることでも一致しました。 その後、安住氏が、自民党の西村国対委員長代理らと会談し、野党側の考えを伝えましたが、西村氏らは「官邸、党執行部に速やかにお伝えしたい」と述べるにとどめました。
TBSテレビ