野村不動産の持続不可能な開発

すべておことわり!

 

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2023年12月15日 08時17分

変貌するJR津田沼駅周辺 北口・パルコ後継「ビート」 南口・モリシア建て替え

 JR津田沼駅北口の商業施設「Viit(ビート)」(千葉県船橋市前原西)に15日、新たに1店舗が開店し、全35店舗がそろうことになった。今年2月に閉館した津田沼パルコB館の後継施設。駅側のA館は現在、取り壊し工事が進んでおり、新たな建物に生まれ変わる見通し。駅南口では複合商業施設「モリシア津田沼」の建て替え計画が進んでおり、長年、駅前の顔となってきた両施設が一新される。(保母哲)

 

◆北口・パルコ後継「ビート」 全35店舗、きょう全面開業

15日に全面開業する「ビート」=船橋市で

 

 ビートは今年3月、津田沼パルコB館をリニューアルして開業した。地上6階、地下2階建てで、延べ床面積は約2万8千平方メートル。施設名は、ローマ数字の「7(ローマ数字の7)」に由来。パルコ開業前の土地区画整理事業で、建設地が「第七街区」と呼ばれたのにちなんだ。

 

 入居する店舗は順次開店しており、1階にはパルコにも出店していた無印良品、6階に津田沼献血ルーム、地下1階にスーパー「ベイシア」初の都市型店舗などが段階的にオープンしていた。

 

 今月15日には最後の1区画である3階に不動産店舗が開店し、全35店舗と1企業からなる全館が開業する。屋上には同日、冬場に営業するカキの飲食店が開店し、夏場はバーベキューを提供する店舗に衣替えする。

 ビートの運営管理を担う東急不動産SCマネジメントは「パルコ時代は主にファッション系の店舗が入居していた。ビートは『暮らしにプラス』をコンセプトに、日常使いしてもらう店舗をそろえた」と話している。

 

◆南口・モリシア建て替え 1000戸のタワマンと複合施設

説明会で示されたタワマンと複合施設棟の断面図

 

 

 津田沼駅の南口再開発では、約千戸が入居するタワーマンションと、商業施設や習志野市の文化ホールなどからなる複合施設棟が整備される見通し。市民向け説明会が3日に市役所で開かれ、計画概要が示された。

 

 現在の計画では、モリシア津田沼の建て替えに合わせ、駅前広場、津田沼緑地を一体的に再整備する。一帯を津田沼駅南口地区の市街地再開発事業とし、面積は約3・5ヘクタール。容積率が割り増しされる高度利用地区を適用する。

 

 タワマンは50階程度で、高さ170~180メートル。敷地内東側に建てられる。複合施設棟は4階建てで、商業施設が入居し、屋上には緑地広場が整備される。複合施設棟上部の5~8階に文化ホールとオフィス棟が建設される。

 

 駅南口と複合施設棟を結ぶ広場デッキを2階部分に新設。面積約2500平方メートルで、各種イベントや交流・憩いの場にすることで、市は「新たなにぎわい拠点になる」と説明した。2031年中に各施設が完成し、32年中に事業が終わる。

 

 参加した市民からは、各地で駅前再開発が相次いでいることから期待する声があった。また、周辺にはマンションが林立し、最寄りの小中学校では受け入れられなくなることへの懸念や、「緑の空間である津田沼緑地の廃止は納得できない」との意見も出された。