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毎日新聞 2023/11/12 10:21(最終更新 11/12 21:27)

「奨学金の財源は?」生徒が市議に質問 千葉の高校で対話授業

習志野市議(右)の説明を聞く生徒ら=千葉県習志野市の県立津田沼高校で2023年11月8日、長沼辰哉撮影
 

 選挙権の年齢に近づいた高校生に政治の仕組みや地域の課題などを知ってもらおうと、千葉県立津田沼高校(習志野市秋津5)で8日、高校生と習志野市議が対話する授業があった。同校の荒木秀彦教諭が企画し、2年生約320人が参加した。

 生徒らは、実際の市議会議事録や公約などを事前にチェック。地域の課題や仕事内容などをグループに分かれて市議に質問した。

 市議は、政治的中立に配慮して全会派に呼び掛けて8会派から22人が参加。あるグループでは、市議が議員定数の削減について説明すると、女子生徒から「市議が提案する政策の多様性が減少するのでは」と質問する様子も見られた。

 

 参加した樽井択和さん(16)は「自分たちにも関わりがある奨学金の財源について質問した。一人一人が投票しないといけないと思い、自分も選挙に行くつもりだ」といい、香川将徳さん(17)は「これまで知らなかった市議の仕事内容が分かって面白かった。自分の住む船橋市の市政にも注目していきたい」と話した。【長沼辰哉】