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イスラエル軍、ガザで救急車空爆 WHO事務局長「大きな衝撃」
パレスチナ自治区ガザ市のシファ病院前で、イスラエル軍の空爆を受けたとされる救急車(2023年11月3日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は4日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最大の病院付近で救急車を空爆したことに「大きな衝撃を受けた」と述べた。
【写真7枚、閲覧注意】負傷した少女と損傷した救急車、近くには馬の死骸も
イスラエル軍は3日、同地区の中心都市ガザ市にあるシファ(Al-Shifa)病院前で救急車を空爆。ガザ保健当局によれば、この空爆で民間人数人が死亡、数十人が負傷した。
AFP記者は、多数の遺体を確認した。同病院はイスラエル軍の空爆を逃れてきた避難民と負傷者であふれ返っている。
テドロス氏はX(旧ツイッター)で、「ガザのシファ病院付近で患者を避難させていた救急車が攻撃され、死傷者と物損が出たとの報告に大きな衝撃を受けた」「繰り返すが、患者と医療従事者、医療施設、救急車は常に保護されなければならない。いついかなる時もだ」と述べた。
ガザを実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)は、ガザ市から南部ラファ(Rafah)に向けて「負傷者を搬送中の救急車の車列」がイスラエル軍に攻撃を受けたと主張。
一方イスラエル軍は、「戦闘地域内のテロ組織ハマスの拠点のすぐそばで、同組織の部隊が使用していることが確認された救急車1台」を空爆し、「多数のハマス戦闘員を殺害した」と主張している。【翻訳編集】 AFPBB News
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AFPBB News
AFPガザ支局に深刻な被害 イスラエル軍が「付近」で空爆
パレスチナ自治区ガザ地区で、イスラエル軍の攻撃を受け大きな穴が開いたAFPガザ支局が入る建物(2023年11月3日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イスラエル軍は3日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)にあるAFPガザ支局が入る建物「付近」を爆撃したと明らかにした。イスラエル軍は数週間にわたって同地区を攻撃しており、AFPガザ支局は2日の爆発でも深刻な被害を受けていた。
【写真8枚】AFPガザ支局が入っている建物にもイスラエル軍の攻撃で大きな穴が
AFPは現在、世界三大国際通信社の中で唯一、ガザ市内から24時間態勢で映像生配信を続けており、3日にAFPスタッフが確認したところ、被害を受けたにもかかわらず配信は途絶えていない。無人カメラは、現地時間2日正午前の攻撃の瞬間を捉えていた。 3日に事務所を訪れたAFPスタッフによると、支局内で技術者が使用している部屋に対して東から西に向かって水平に爆発物が発射されたとみられ、窓と反対側の壁が破壊され、隣の部屋と複数のドアも大きく損壊していた。屋上の給水タンクにも穴が開いていた。
イスラエル軍の報道官は当初、AFPに対し、「(報告を)何度も確認した」が「イスラエル国防軍は(ガザにある)その建物を攻撃していない」と説明していた。
しかし、AFPのさらなる問い合わせに対し、建物付近への攻撃を認め、報道官は「これまでに入った情報によると、差し迫った脅威を排除するために、イスラエル国防軍が建物付近を攻撃したようだ」と明らかにした。一方で、「この建物はいかなる形でも軍の標的にはなっておらず、今回の攻撃で標的を外した記録もない」とし、「付近での攻撃により、(建物が破壊され)破片が生じた恐れがある」と述べた。 AFPが3日に公開した画像には、ガザ北部リマル(Rimal)地区西部で、港に近い場所に位置する11階建てのこの建物の壁に大きな穴が開いている様子が捉えられている。【翻訳編集】 AFPBB News