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利根川の支川で基準値超える水銀検出問題 群馬県の工場排水から基準値超えの「ヒ素」「カドミウム」も検出 排出を止める措置
群馬県にある工場の排水から基準値を超える水銀が検出された問題で、県の追加検査で、基準値の15倍の「ヒ素」などが検出されたことが分かりました。
この問題は、群馬県明和町で、きのう(26日)、試薬製造メーカー「国産化学」の工場排水から基準値を超える水銀が検出されたものです。
これを受け、県がきょう(27日)、この排水について別の項目でも検査したところ、基準値を上回るヒ素とカドミウムが検出され、このうちヒ素については基準値の15倍に達していたということです。 県によりますと、周辺の川の水質は環境基準を下回っていましたが、県は今後、「国産化学」に立ち入り検査を行うとしています。
「国産化学」はホームページで、「現時点において工場から出る排水は完全に止めており、今後は原因の追究と検査を適宜実施してまいります」とコメントしています。
TBSテレビ
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群馬県NHK
工場排水から基準値超え水銀 利根川支流の導水路 群馬 明和町
群馬県は26日夜、群馬県明和町にある工場の排水から基準値を超える水銀が検出されたと発表しました。すでに工場からの排水は停止していますが、県では詳しい調査結果がわかるまでは周辺の川に入らないように呼びかけています。
群馬県によりますと、基準値を超える水銀が確認されたのは利根川の支流、新堀川の導水路です。
県が25日、群馬県明和町にある薬品メーカー、「国産化学」の群馬工場から出る排水の定期的な調査を行ったところ、判明したということです。
原因や水銀の詳細な検出量などはわかっていないということで、県などは引き続き調査を行うことにしています。
また、すでに工場からの排水は停止していますが、県では水質汚染の可能性もあるとして詳しい調査結果がわかるまでは周辺の川に入らないように呼びかけています。
県によりますと、この工場から排出された水は新堀川を経由して谷田川や渡良瀬遊水地などに流れていくということです。