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兼業で報酬2300万円も…維新幹部“富豪秘書”の珍釈明40分「事務所にいることだけが仕事ではない」
日本維新の会の衆院議員が公設秘書に市議を起用し、物議を醸した“兼業問題”。そこで、公設秘書が衆院事務局に提出する兼職届を調査したところ……エッ、報酬総額2300万円!?
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スタッフは『オ~ム~』が常態化した環境に嫌気が差していた
兼業は役職だけで無報酬の例も珍しくない中、次点の1223万円を突き放し、報酬総額で断トツ首位となったのが、野間口雅彦氏。維新・杉本和巳衆院議員(63)の政策秘書だ。 「杉本氏は早大卒業後、興銀に入行。ハーバード大への留学経験もあります。当選4回で、党HPによれば、代議士会会長を務める幹部です」(政治部記者)
杉本氏を巡っては、小誌は21年11月4日発売号で、議員会館でオームチャンティングと呼ばれるヨガ儀式を行っていたことを報道。政治活動とは無関係な信者らと「オ~ム~、オ~ム~」とマントラ(聖なる言葉)を唱えていたのだ。 「『オ~ム~』が半ば常態化した環境に嫌気が差していたスタッフも多く、前任の政策秘書も事務所を去りました」(維新関係者)
資産総額は数億円に及ぶ“富豪秘書”
そんな中、昨年2月に就任したのが、野間口氏だった。冒頭のように、彼は政策秘書としての報酬(推定800万円)とは別に、兼業だけで2300万円もの報酬を届け出ている。
内訳は以下の通りだ。
▷ワセダインベストメント株式会社(300万円)
▷コンサルティング業(100万円)
▷講師業(100万円)
▷太陽光発電事業(400万円)
▷不動産賃貸業(800万円)
▷D株式会社(600万円)
幅広く事業を手掛けている様子が窺えるが、どんな経歴の人物なのか。
「野間口氏は早大卒業後、オリックスなどに勤務。ハーバード大で修士号も取得している。その後、自ら不動産ビジネスを手掛けるようになりました」(同前)
実際、個人会社と見られるワセダ社名義で都内のマンションを2部屋、埼玉県にマンション1棟、千葉県と茨城県にも土地を所有。
個人名義でも静岡県にマンション1棟を所有しており、資産総額は数億円に及ぶ。
いわば、“富豪秘書”なのだ。