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聞き手・明楽麻子
「問題の深刻さわからず、論外」 野中尚人教授が見た細田議長の会見
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が指摘され、週刊誌でセクハラ疑惑も報じられた細田博之衆院議長が13日、ようやく記者会見を開いた。公的な場での説明は初めてだが、いずれの問題にも明確には語らなかった。会見について、学習院大の野中尚人教授(比較政治論)に聞いた。
――細田議長の会見をどう見ましたか。
自分の職責の意味がわかっていないのではないか。議長とは、辞めたくなったら辞め、説明したくなかったら説明しなくてよい、というものではない。旧統一教会問題やセクハラ疑惑について、これまで会見を開かずにいた。その理由についても語らなかった。
――こうした振る舞いが国会の信頼を失墜させる、という指摘もあります。