International Day of the Girl Child
11 October

Secretary General's message - 2023

Halfway to the 2030 deadline for the Sustainable Development Goals, the world is failing girls.

On current trends, the end of child marriage is 300 years away. If nothing changes, by 2030, 110 million young women and girls who should be in classrooms, won’t be. And 340 million women and girls will still endure the grinding hardships of extreme poverty. 

Old forms of discrimination against girls continue and in some cases are getting worse. Girls in Afghanistan are unable to exercise their most basic rights and freedoms, confined to their homes with no hope of education or economic independence. 

New forms of bias and inequality are emerging. The digital divide means many girls are excluded from the online world. Algorithms based on the experience of men and boys are digitizing and amplifying sexism.

Yet around the world, girls are fighting back – confronting sexism, combatting stereotypes and creating change, on football pitches, in schools, and in the public square. We must stand with them.

My proposal for an SDG Stimulus to get the Goals on track is gaining traction. And we must invest in girls’ leadership – the theme of this year’s International Day of the Girl Child – to support girls to achieve their ambitions and to boost gender equality. When women and girls lead they can shift attitudes, create change, and advance policies and solutions that address their needs.

Women and girls can lead us to a fairer future. On this International Day of the Girl Child, let us amplify girls’ voices, and recommit to working together to build a world where every girl can lead and thrive.

António Guterres

 

 

国際ガールズ・デー(10月11日)に寄せる

アントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

 

 

持続可能な開発目標(SDGs)の達成期限である2030年に向けた中間点にある今、世界は女児たちを失望させつつあります。

 

現在の傾向が続けば、児童婚に終止符が打たれるのは300年先のことになります。もし何も変わらない場合、2030年までに、教室にいるべき1億1,000万人の若い女性や女児たちが、教室にいないことになります。そして3億4,000万人の女性と女児が、依然として極度の貧困という過酷な苦難に耐えることになります。

 

女児に対する旧態依然とした差別は今も続いており、場合によっては悪化しています。アフガニスタンの女児たちは、最も基本的な権利と自由さえ行使できず、教育や経済的自立の望みもないまま、家に閉じ込められています。

 

新たな形態の偏見や不平等が生まれつつあります。デジタル格差は、多くの女児をオンライン世界から排除しています。男性と男児の経験に基づいたアルゴリズムは、性差別をデジタル化し、増幅させています。

 

それでも、女児たちは世界中で反撃しています。サッカー場、学校、公共の場で性差別に立ち向かい、ステレオタイプと闘い、変化をもたらしています。私たちは、彼女らを支持しなければなりません。

 

SDGsを軌道に乗せるための「SDG刺激策」に関する私の提案が、支持を集めつつあります。そして私たちは、女児たちが大志を果たすことを支援し、ジェンダー平等を推進すべく、今年の「国際ガールズ・デー」のテーマである女児のリーダーシップに投資せねばなりません。女性や女児たちが主導する立場になれば、人々の姿勢が変わり、変化が生まれ、彼女たちのニーズに対応する政策や解決策を推進できるようになります。

 

女性と女児たちは、私たちをより公平な未来へと導くことができます。今年の「国際ガールズ・デー」にあたり、女児たちの声を広めるとともに、あらゆる女児が主導し、活躍できる世界を共に築くことに改めてコミットしようではありませんか。

アントニオ・グテーレス国連事務総長メッセージ

 

 

持続可能な開発目標(SDGs)の達成期限である2030年に向けた中間点にある今、世界は女児たちを失望させつつあります。

 

現在の傾向が続けば、児童婚に終止符が打たれるのは300年先のことになります。もし何も変わらない場合、2030年までに、教室にいるべき1億1,000万人の若い女性や女児たちが、教室にいないことになります。そして3億4,000万人の女性と女児が、依然として極度の貧困という過酷な苦難に耐えることになります。

 

女児に対する旧態依然とした差別は今も続いており、場合によっては悪化しています。アフガニスタンの女児たちは、最も基本的な権利と自由さえ行使できず、教育や経済的自立の望みもないまま、家に閉じ込められています。

 

新たな形態の偏見や不平等が生まれつつあります。デジタル格差は、多くの女児をオンライン世界から排除しています。男性と男児の経験に基づいたアルゴリズムは、性差別をデジタル化し、増幅させています。

 

それでも、女児たちは世界中で反撃しています。サッカー場、学校、公共の場で性差別に立ち向かい、ステレオタイプと闘い、変化をもたらしています。私たちは、彼女らを支持しなければなりません。

 

SDGsを軌道に乗せるための「SDG刺激策」に関する私の提案が、支持を集めつつあります。そして私たちは、女児たちが大志を果たすことを支援し、ジェンダー平等を推進すべく、今年の「国際ガールズ・デー」のテーマである女児のリーダーシップに投資せねばなりません。女性や女児たちが主導する立場になれば、人々の姿勢が変わり、変化が生まれ、彼女たちのニーズに対応する政策や解決策を推進できるようになります。

 

女性と女児たちは、私たちをより公平な未来へと導くことができます。今年の「国際ガールズ・デー」にあたり、女児たちの声を広めるとともに、あらゆる女児が主導し、活躍できる世界を共に築くことに改めてコミットしようではありませんか。