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「バラマキメガネなんとかしろ!」事業者破綻、全国で給食ストップ…その頃、岸田首相は海外に2兆8000億円をポン
ASEAN首脳会議で笑顔(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
全国で給食業務を展開している会社が破綻、各地の学校などで給食がストップする事態となっている。
この会社は広島市に本社がある「ホーユー」。学校給食や官公庁の食堂、病院など全国で約150施設に食事を提供していたが、その半分程度で営業を停止している。 8月末、「国税から8月31日に消費税納付を強制されたため、給料が支払えなくなった」との文書が、同社の社長から従業員に配布されたという。 「ホーユーの社長は各社の取材に対し、食材費や電気・ガス料金、人件費などの高騰により、経営が厳しくなったと説明しています。値上げの相談をしても『根拠を教えてくれ』と言われ、その回答がくるのが1~2か月後で、なかなか応じてくれない。
材料費の高騰に対する公的な補助金制度はあるものの、申請してもその額が見合ったものではなく、申請にも手間がかかるとして、申請していないといいます。
コロナ禍で多くの食堂が休止、あるいは大幅な売上減となるなか、2022年11月期の年間売上高は15億3000万円にとどまりました。帝国データバンクによれば、負債は16億7000万円で、ホーユーは近く裁判所に破産を申し立てる予定です」(週刊誌記者)
SNSでは、 《給食業者がつぶれたのは、委託料をあげるのを出し渋った、自治体、官公庁、学校、しいては給食の値上げに反対する保護者 自業自得なので困ったからといって怒るのは筋違い》 《物価高に対応する価格転嫁が出来ず、役所、学校など応じなかったと思う。例え相手が利益が出なくても契約変更に応じないからこうなる》
など、業者よりもむしろ、値上げに応じなかった発注側の「自業自得」だとする意見が多い。給食業界からも、 《給食事業で働いてたけどマジでどこの病院も福祉施設も値上げに応じない!!『他所探す』って決まり文句言うけど同じ値段じゃどこもやらんわ!!》
《給食業界いる身からするとまともな補助出せない癖にワンコインとかほざくクライアントが元凶 今日日ワンコインなんてチェーンでもコンビニ弁当でも満足なもん食えんやろ理解しろ》 との声がある。給食がストップした学校では、代わりに弁当を調達するなどの対応をとっているが、今後も影響は続きそうだ。
また、批判はこの人へも――。
《岸田が海外にお金をばら撒く頃 日本は、給食停止の学校が発生している》
《ひ、ひどい…海外にばらまく前に国民の生活を支援するべきでは?》
《おい岸田、他国支援する金があるなら、国内の支援しろや》
「岸田文雄首相は、ASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議に出席するため、9月5日からインドネシアを訪門しています。現地で開かれたフォーラムでは、ASEANとの協力計画で約2兆8000億円規模の交通インフラ整備をおこなうことを発表しました」(同)
SNSには、 《ばらまきメガネ。物価高対策しろや!》 《給食の停止は止めたれやなぁ…自国のゼニ(税金)他所様にばら蒔く前にやることあるだろうがバラマキメガネさんや》
などの声が。岸田政権が掲げる「異次元の少子化対策」とやらはどこにーー
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広島県
広島 高校寮などへの食事提供が突然停止 静岡でも影響
広島県内の7つの公立高校の寮で、今月1日の昼ご飯から、納入業者による食事の提供が突然停止し、このうち、県立三次高校では教職員が生徒の弁当を買って対応する事態になっています。
同じ納入業者をめぐっては静岡県内でも、高校や特別支援学校の給食が提供できていないことが明らかになりました。
広島県教育委員会によりますと、いずれも県立で、庄原市の庄原格致高校、西城紫水高校、庄原実業高校、三次市の三次高校、東広島市の西条農業高校、神石高原町の油木高校、それに広島市の市立沼田高校の寮で、食事を提供していた広島市中区に本社がある「ホーユー」と連絡が取れなくなり、今月1日の昼ご飯から寮の食事が出せなくなりました。
このうち三次高校では緊急対応として、平日は3食とも教職員が弁当などを購入し、60人の寮生に提供しています。
寮ではこれまで「ホーユー」から雇われている調理員が生徒の食事を作っていましたが、本社と連絡がつかなくなり、提供することができないということです。
2年生の寮生は「今までは調理員の人たちが作った温かいご飯が提供されていた。調理員が来ていないことに驚いた」と話していました。
県立三次高校の高木優子事務部長は「学校が一番に考えなければならないことは、生徒に栄養面を考えた安全な食事を提供することだと思う。ホーユー側には説明をしっかりしてもらいたい」と話していました。
静岡県でも給食が提供されず
同じ納入業者をめぐっては静岡県でも、この業者と契約していた定時制の高校や特別支援学校のあわせて5校で、給食が提供できなくなっています。
5校は富士宮東高校と沼津工業高校のいずれも定時制と、伊豆の国特別支援学校、富士特別支援学校、吉田特別支援学校です。
県教育委員会によりますと、5校は「ホーユー」に給食の提供を委託していましたが、先月下旬以降、会社側と連絡が取れなくなり、5日までに5つの学校に通う、あわせて1087人への給食が提供できなくなっていて、代わりに弁当の持参を求めるなどの対応をしているということです。
「ホーユー」とは
会社のホームページによりますと、「ホーユー」は広島市中区に本社があり、2020年4月現在、従業員数はパート従業員を含め586人です。
その上で、中国地方や四国を中心に学校や学生寮、官公庁、企業などの食堂や給食の業務を担当しているとしています。
ホーユーグループの営業所は、中国地方と四国に加え、九州や近畿、東海、関東、それに東北のあわせて22か所にあると掲載されています。
広島県教育委員会「突然のことで困惑」
県立高校寮の給食調理業務の委託契約を所管する広島県教育委員会 学校経営戦略推進課の沖本勝豊課長は、「突然のことで大変困惑している。生徒や保護者の皆様には大変心配をおかけしているが、できるかぎり早期に寄宿舎における調理業務が再開できるよう、新たな業者の選定などを含めて早急に対応していきたい」と話していました。
広島市 松井市長「原因をしっかり解明」
広島市の松井市長は5日の記者会見で、「今後の問題発生を予防すべく、今回の原因をしっかり解明する必要がある。的確な業者を選び直すことになると思うので、今回のような事態が起こらない措置を講じた上で、新しい契約関係を作るのが今の時点で思いつく対処方法だと思う」と述べました。
静岡 川勝知事「子どもたちが困らないように」
静岡県の川勝知事は「青天のへきれきでびっくりした。子どもたちが困らないように教育委員会にはできることに努めてもらいたい」と述べました。
岩手の特別支援学校 連絡がつかないまま調理続ける従業員も
「ホーユー」の従業員4人が働いている岩手県矢巾町の特別支援学校では今月1日に従業員たちが給与の支払いが遅れる旨が書かれた会社からの手紙を受け取ったあと、会社と連絡がつかない状態のまま給食の調理を続けているということです。
岩手県矢巾町の「盛岡となん支援学校」によりますと、この学校では児童生徒や職員などの給食や寄宿舎の食事、1日およそ170食を「ホーユー」の従業員4人が調理して提供しています。
今月1日、会社から学校で給食を調理している従業員4人に対して“8月分の給与が遅れる”という内容が書かれた手紙が届いたということですが、その後、従業員も学校も連絡が取れない状況が続いているということです。
食材は学校側が調達しているため従業員は会社と連絡がつかないまま、6日も学校で給食を調理し提供したということですが、従業員からは自分たちはどうなるのかという不安の声もあがっているということです。
盛岡となん支援学校の高橋俊一 事務長は「生徒の中には食事を飲み込むのが難しい子もいて流動食なども作ってもらっている。従業員の4人は子どもたちのために給食を作り続けている。ホーユーにはきちんと説明し、誠意のある対応をしてほしい」と話しています。