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 神奈川県

神奈川 真鶴町長のリコール賛否問う住民投票告示 投票は24日

神奈川県真鶴町の町長が選挙人名簿を不正にコピーして選挙に利用していた問題で、町長のリコール=解職請求の賛否を問う住民投票が4日、告示されました。投票は今月24日に行われ、過半数が賛成すれば、町長は失職することになります。

住民投票は真鶴町の松本一彦町長のリコール=解職請求の賛否を問うもので、午前9時すぎ、告示を知らせる文書が町役場の掲示板に貼り出されました。

松本町長は町の職員だった3年前の2月に選挙人名簿を不正にコピーして持ち出し、町長選挙に利用したなどとしておととし辞職し、その後の選挙で再び当選しました。

しかし、町の職員が相次いで辞職するなど町政の混乱が続いたことから、地元の住民グループがリコールを求めて有権者の3分の1を超える2350人分の署名を集め、選挙管理委員会に提出していました。

投票は今月24日に行われて即日開票され、過半数が賛成すれば、町長は失職することになります。

神奈川県内での首長のリコールの賛否を問う住民投票は、自治体の合併協議をめぐって、今の相模原市の一部にあたる旧・城山町で行われて以来、17年ぶりです。

松本町長 弁明書を公開「町長を続けさせてください」

松本町長は、住民投票の告示を受けて、弁明書を公開しました。

その中で、「コピーを入手することとしたのは私の対応の誤りであり、深く反省しております。町長就任後、新型コロナのワクチン接種を進めるとともに、空き家対策などに一定の成果を出してきました。真鶴町の未来のために、町長としてやるべきことがまだまだあります。どうか私に町長を続けさせてください」としています。

住民からはさまざまな声

町長のリコールについて、62歳の男性は「悪い意味で真鶴町が目立ってしまって恥ずかしいです。住民投票になる前に、町長にはけじめをつけてほしかったです。今後は、正しく町政を行える人にリーダーになってほしいです」と話していました。

81歳の女性は「ここ数年で、何度も選挙などをやっているので、もうちょっと今の町長に続けてほしいです」と話していました。