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大雨(7月)NHK
【動画】秋田市内の広い範囲で浸水被害 バスターミナルも水没
警察や消防によりますと、15日午後、秋田市内では広い範囲で浸水の被害が出ているという通報が相次いでいるということです。警察と消防は詳しい状況を調べています。
秋田市の各警察署によりますと、午後4時現在、氾濫した太平川に近い市内の広面、太平では複数の道路が冠水し、建物が水につかっているという通報が相次いでいるほか、道路の冠水で車が動けなくなったという通報が複数あり、確認を進めているということです。
また、市内の牛島西3丁目や上新城でも道路が冠水していると通報があり詳しい状況を確認しているということです。
17:30ごろ 秋田市の川で橋が崩落
15日午後5時半ごろ、秋田市の河辺岩見新川地区で撮影された動画です。川にかかる橋が崩落している様子が確認できます。また、川の中を茶色く濁った水が勢いよく流れています。
撮影した20代の男性によりますと、被害が出た橋は市の中心部につながる県道にかかっていて、生活に欠かすことができないということです。また、川沿いの木が音を立てて川に倒れた様子も確認できたということです。
男性は「いつもは穏やかな流れの川ですが、午後に一気に水位が上がって驚きました。油断せず、早め早めに行動することが大切だと感じました」と話していました。
17:00ごろ JR秋田駅前 バスターミナルが水没した状態に
15日午後5時ごろ、JR秋田駅東口にあるバスターミナルを撮影した映像では、駅前は広い範囲で茶色く濁った水が広がり、完全に水没した状態となっています。
撮影した女性によりますと秋田駅前は15日昼ごろにくるぶしくらいまで水がつかり、夕方になってひざの高さまで水位が増してきたということです。
17:00ごろ JR秋田駅近く トラックは車体下半分が水につかる
15日午後5時ごろ、JR秋田駅近くの秋田市東通仲町にある集合住宅の2階から撮影された映像では、交差点に茶色く濁った水が広がり、完全に水没した状態となっていて、画面を左から右に横切る白いトラックは車体の下半分がつかって大きな水しぶきをあげて走行しています。
撮影した男性によりますと画面中央にある黒い乗用車の中には人影が確認できず、交差点の真ん中に放置された状態になっているということです。
男性は「水位は引き続き上がっているようで、自宅のアパートから出られない状態です。これから夜になるので心配ですが、大きな被害が出ないことを祈っています」と話していました。
17:00ごろ 秋田市中心部 茶色く濁った水で道路が冠水
15日午後5時ごろ秋田市中通で撮影された映像では、秋田駅に近い市内の中心部で道路が冠水し、茶色に濁った水が道路にたまっている様子が確認できます。また、止めてある車のタイヤの半分ほどの水位までたまっているのも確認できました。
撮影した男性によりますと、午後3時ごろには道路には大きな水たまりができている程度だったということですが雨がおさまってきた午後5時ごろに様子を見に行くと道路が冠水していたということです。
撮影した人は「たった2時間ほどで道路が川のようになり、こんなに被害が出るとは驚きました。あすも仕事があるのですが、どうやって出勤すればいいのか、いまから不安です」と話していました。
16:00ごろ 秋田市内 農業用水路あふれ田んぼ浸水
15日午後4時ごろ、秋田市の添川で撮影された映像では、農業用水路があふれ、田んぼが浸水しています。あたり一面が水に覆われ、住宅にも水が迫っている様子が確認できます。
撮影した男性は、映像を撮影したあと、別の場所に避難したということです。
13:15ごろの秋田市の市街地 広範囲で水につかる
15日午後1時15分ごろ、秋田市広面で走行中の車の後部座席から撮影された映像では、市街地が広い範囲にわたって茶色く濁った水につかっていて、道路沿いの店舗や駐車場、住宅とみられる建物なども浸水しています。
車が動くたびに路面を覆う水が大きな波のように広がっていきます。
横断歩道を渡ろうとしている人は、ひざのあたりまで水につかっていて、波打つ水が体にかかっている様子もみられます。
撮影した男性は「水深30センチぐらいまで浸水していた。いろいろなところで交通規制がかかっていて、立往生している車も数台あった」と話していました。
秋田テレビ
記録的大雨 河川の氾濫相次ぐ 土砂崩れで4人けが 秋田
15日の秋田県内は記録的な大雨となり、複数の河川で氾濫が発生したほか、住宅の浸水が相次いだ。秋田市では土砂崩れが発生し、4人がけがをした。
停滞する梅雨前線の影響で、秋田県内は各地で記録的な大雨となっている。
竹島知郁アナウンサー:
「午前10時半、秋田市広面谷内佐渡の住宅で、床上浸水が起きている。住宅のかなり奥の方まで水が入ってきている」
15日午後5時までの24時間降水量は、秋田市仁別で284ミリ、藤里町で251.5ミリなど7地点で観測史上最大を記録した。
この雨で、秋田市の太平川など県内の複数の河川で氾濫が発生し、秋田市や能代市などに「緊急安全確保」が発令されている。太平川の流域では多くの住宅が水に漬かり、住民がボートで救出された。
秋田市添川では、午前10時50分ごろに土砂崩れが発生し、住宅など4棟が巻き込まれた。住民4人が軽いけがをしている。
県内は16日にかけて警報基準を大きく超える大雨が続く見込みで、厳重な警戒が必要だ。 土砂崩れの現場から佐藤愛純アナウンサーが伝える。
秋田市添川では、午前10時50分ごろ、土砂崩れが発生した。倒れた木が道路の反対側の家に到達していて、片側1車線の道路がふさがれている。土砂が積み重なったあたりが、本来、住宅があった場所だと思われ、その奥の雑木林が崩れ落ちたという。
工事関係者によると、崩れたのは高さ約30m・幅50mほどで、近くに住む人は「雑木林から砂や石などが落ちてきた後、バリバリと大きな音が聞こえた」と話してした。また「こんなことは初めて」と、とても驚いた様子だった。
土砂崩れにより電柱が倒れたため、午後4時ごろから撤去作業が始まっているが、復旧には数日かかる見通し。
近くを流れる旭川は氾濫の恐れがあり、すでに避難している人もいる。雨はこの後も降り続く見込みで、住民は不安な夜を迎える。
この雨の影響で、交通やイベントにも影響が出ている。
秋田新幹線は、16日、盛岡駅と秋田駅の間で終日運転を見合わせる。そのほかの在来線も、ほぼ全てで運休が決まっている。
なお、16日に秋田市で開催予定の「与次郎駅伝」と、16・17日に予定されていた「AKT夏まつり」は中止となった。
秋田テレビ
秋田朝日放送
秋田市で土砂崩れ4人軽傷 秋田県内で大雨 土砂災害や河川の氾濫に厳重な警戒を
秋田県内は15日、前線や暖かく湿った空気の影響で大雨となっていて秋田市では住宅が土砂崩れに巻き込まれ4人が軽いけがをしました。気象台は土砂災害や川の氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。 県総合防災課などによりますと秋田市添川蓬田で15日午前、住宅4棟が土砂崩れに巻き込まれました。このうちの1棟から住民4人が自力で逃げ出し病院に搬送されました。いずれも軽いけがだということです。ほかの2棟に住むあわせて4人は避難したり外出したりしていて1棟は空き家でした。 県内には活発な雨雲が断続的に流れ込み、15日午後3時まで24時間に降った雨の量は秋田市仁別で284.5mm、男鹿市で243.5mmなど観測史上1位の値を更新しました。 さらにあすの夕方までの24時間に沿岸・内陸とも多いところで120ミリの雨が降りそうです。 現在、三種町、秋田市、能代市、五城目町には警戒レベルで最も高い「レベル5」にあたる「緊急安全確保」が出ています。また、秋田中央、能代山本北秋鹿角、仙北平鹿地域に土砂災害警戒情報が出ています。 気象台では土砂災害や低い土地の浸水川の氾濫などに厳重に警戒するよう呼びかけています。 JRの運行にも影響が出ています。15日に秋田駅を発着する秋田新幹線と在来線のすべての列車が終日運休となっています。
秋田朝日放送
秋田に1カ月分の大雨 土砂崩れでけが人、河川氾濫で浸水被害
太平川が氾濫し、冠水した市街地=秋田市で2023年7月15日午後4時34分、本社ヘリから尾籠章裕撮影
東北地方に停滞した前線や暖かく湿った空気の影響で、秋田県では15日、記録的な大雨に見舞われた。秋田市では住宅が土砂崩れに巻き込まれ、4人が軽傷。河川の氾濫が相次ぎ、15日午後8時現在、秋田市など5市町の一部で、5段階の警戒レベルで最も高い「緊急安全確保」(レベル5)が発令された。大雨は16日にかけて続く見込みで、気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。
秋田消防署によると、15日午前10時50分ごろ、秋田市添川の住宅4軒が土砂崩れに巻き込まれた。そのうち1軒にいた4人が軽傷だった。県によると、午後1時現在、秋田市の中心部を流れる太平川や能代市の桧山川など5河川が氾濫し、浸水被害が起きている。秋田県は、秋田市など15市町村への災害救助法の適用を決定した。
気象庁によると、15日午後7時時点の24時間降水量は最大で、秋田市仁別299・5ミリ
▽藤里町267・5ミリ
▽男鹿市244ミリ
▽秋田市中心部178ミリ
▽能代市176・5ミリ――などで、県内7カ所で観測史上1位を更新した。
7月1カ月の平年降水量は約160~300ミリで、わずか1日で1カ月分の雨が降った。
JR東日本によると、秋田新幹線は区間運休含め上下線38本が運休し、約7390人に影響した。16日と17日は、秋田―盛岡間で始発から終日運転を見合わせる予定だ。空の便も一部で影響が出た。日本航空によると、秋田空港を離着陸する2便が欠航した。
前線は16日にかけて東北北部に停滞する見込みで、16日午後6時までに予想される24時間降水量は東北北部120ミリ、東北南部100ミリ。【井上知大、安藤いく子】